旅のススメ
海外はおろか国内旅行すらおぼつかなかった管理人が
地球一周の船旅を通し徐々に旅なれていく様子と旅からの学びを詰め込んだ冒険の書
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2013年4月の記事一覧


※上海影視楽園、少々上海の郊外に位置している

今日は会社の仲間と2人で上海影視楽園に行くことに

地下鉄と電車を乗り継いで目的地に一番近い駅まで向かう。

中国には日本では考えられないような様々な方法で物乞いしたり寄付を募ったりするのだが
この時の道中の電車内で遭遇したのは
小人症の2人組が音楽をかけて、歌を歌いながら寄付を募るというもの

ちょうど彼らのコンサートが終わる頃に終点に着き下車

男の一人が同僚の女性をガン見
彼女の隣につけると何やら中国語で必死に話しかけている。

ほんとうにずーっとガン見しながら
彼女が中国語が全くわからないのを悟ったのか後ろの中年男性と少し話すと
中年男性はにやけながら肘で男をつついて何か言っている

それを聞くと男はやや情熱を帯びた眼差しで彼女を見つめ直すと
再び話しかけるのだった

意訳ではこうだ
「彼女、可愛いなあ 僕の言葉わからないんだろうか」
中年男性「照れてるだけかもしれないぞ、ほらもっと行けよ」


そんな出来事もありながら駅を出る
あたりには高いビルは見られない
すっかり郊外である

1kmくらい歩いた先に駅があるようなのでGPSを片手に歩く

到着してから気付く
その駅は貨物鉄道の駅だった…。

仕方がないのでタクシーを捕まえて向かうことにした
片道約30元弱ほど


上海影視楽園にはなんと入場料があるようで
しかも160元と極めて高額だ

この情報化社会
かなりの情報を事前に入手する事ができる
地図データをダウンロードしておくなどしておきながら
いつもながらの行き当たりばったりスタイルだ


園内はノスタルジー漂う空間で
時代や場所、趣の異なる建物がひしめき合っている

それゆえに映画やドラマのロケ地として使われる事もあるようで
日本ではドラマ華麗なる一族で使われた事でも有名だ

※洪水シーンを撮影するためのエリアなのだろうか?

あまり人も居ないし
見応えのある建物もあるが、いささか高い入園料と、時代風景に全く合わない作業者やトラック
見たくない張りぼてや舞台裏まで

まったく徹底されていない不完全感がなんともひねくれ者の心をくすぐった。

※貧しい時代のセット?

それでも中国の歴史ドラマか映画の撮影が今まさに行われていて
スタッフの怒号に観客の無謀と
貴重な経験もできた

※エキストラと話し込む観客などいて一時カオス状態にw

さらに敷地内には映画博物館のようなものもあり
この場所に全く縁もゆかりも無さそうな有名映画まで紹介してあったりと
突っ込みどころまで提供してくれる
痒いところまで手が届く気の利いたテーマパークと言えるだろう


テーマパークの出入り口付近には広めのまっすぐの繁華街道路があって
その両脇に店がぎっしりと軒を連ねていた
庶民の生活に密着した店も多いが
観光客を対象にしたマッサージ店も多い


※店がぎっしりと軒を連ねたエリア

しかし看板をよく見るとセクシーな女性が男性をマッサージしている様子が多く
店内にも黒いパンストを履いた女の子が多く待ち受けている

看板の中には女子高生風の制服を着た女性按摩師が、客にロメロスペシャルみたいなアクロバティックな技をキメている写真など不自然極まりない

ああ恐らくいかがわしい店なのだろうが
どうにも閑散としているように思う
※あの壁沿いの扉は何のためなのだろうか?

それ以外にも庶民の住宅地区なども見ることができた

その後は同じルートでホテルまで帰る事にした
同僚の上司がそろそろホテルに到着するらしので
皆で夕食にでもどうだろうと思ったからだ

ホテルに着くとなんとその上司が今まさにチェックインをしているところだった

彼は非常に人想いの優しい性格だが
ガイドのいない海外はなんと今回が初めて
その上心配性すぎる性格
海外出張前も何度となく不安を漏らしていた

そーっと彼の後ろから忍び寄り
植木の影に身を潜めて
彼女は上司の名前を声色を変えて呼ぶ

「ケイイチロウ、ケイイチロウ」

振り返りこちらに向かってくる上司

植木を回り込み再び彼の背後から

「ケイイチロウ、ケイイチロウ」


振り返った上司の顔は不安に満ち満ちているw
そこで二人揃って姿を現すと

彼の顔色はみるみる変化して
安堵を浮かべるのであった

※小龍包はハズレなし

その後3人で食事を兼ねて
上海でもっとも夜景の綺麗なエリアへ

最初は電車内でのマナーなど
日本との違いに面食らっていた彼も
3人でいる心強さなのかだんだんと機嫌も良くなってきて
楽しげな笑顔も見られるようになった

※電飾の派手さは見ごたえあり

食後訪れた外灘の景色
川を挟み向こう岸は上海タワーを中心にモダンなビルが建ち並び
こちら側のライトアップされた建物は西洋風の歴史を感じさせる街並みだ

※モダンなエリアのライトアップよりもお気に入り

部長から聞いた取って置きのバーに行くと
そのすばらしい夜景を手中に収めたかのように感じられる最高な場所だった

それでも昨夜見た雨上がりの夜景と比べると
スモッグで夜景は霞んでしまっており
その迫力は段違いと言わざるを得ないだろう

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posted by アキ at 2013/04/20 19:17
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今、出張にて上海に来ています。

実は8年前に来た時も出張でした。何かと縁のある国なんですかね

過去の記憶は早くも曖昧になってきていますが
やはりかなり大きな変化が見られます。

いろいろ感じたことを列挙してみます。


■建物
以前から電飾が豪華な建物はありましたが
その数と、高い建物の数はずいぶん増えたと思います。

■鉄道
地下鉄がかなり整備されて動きやすくなりました。

■バイク
以前はクラクションを鳴らしまくるか
ガムテープなどで固定してずっとクラクション鳴らしている状態のバイクが多かったのですが
規制でもされたのかそういったバイクは見ませんでした

■自転車
電動補助自転車が増えたように思います。
とても古くてきたない自転車を乗っている人も減りました

■物価
ずいぶんと高くなった気がします。既にまったく安く感じないレベルまで来ています。

■道路
場所によってはゴミが散乱していますが
以前よりかなり綺麗になったと思います。
舗装なども行き届いています。

■タクシーの運転
以前とほとんど変わらない運転の荒さでしたが
歩行者を優先する意識は少し…増したかな
それでも道を渡るときは本当に気をつけるべき


他にもいろいろ発見できるように
できる限り散策をします!


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posted by アキ at 2013/04/06 00:23
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※豫园老街、今回上海内で夜に訪れたかった場所だ

さて出張で訪れている上海
仕事終わりなので夜からの観光となった

ホテルの最寄の駅から地下鉄を利用
乗り換えは面倒なので、同じライン上で目的地に一番近い駅へ移動
後は歩いて町を散策しながら行くことにした


歩いているとやたらと煌びやかなビルを発見
GAP だそうだが、建物は写真に納まりきらないほどの範囲で
調光によってモゾモゾと波打っている

※まるでカジノのような煌びやかさ

あいにくの雨模様だったのだが
霞がかっていると夜などは幻想的に見えることもあって
雰囲気はかなり良い


高いビルなどは頂上が霞んでしまい
どのような形をしているのかわからないものまである

GoogleMapを確認しながら目的地まで歩く
思ったよりは遠かったが何とか目的地の豫园老街へ到着した

豫园老街で提灯を燃やす人、何かの儀式なのだろうか

ここは8年前にも訪れているが
メインストリートの数店舗をお土産選びに訪れただけであった
またその時には夜の光景というのは見れていないので
夜景の美しさには圧倒されるものがあった

豫园老街、湖心亭 水面に移る姿も美しい

豫园老街に入ると雨が少し強くなってきたが
運が良いことに比較的屋根があって雨でも動きやすい


携帯のカメラで写真を撮るが
やはり夜景で雨模様となるとそのクオリティは知れている
こういう時は良いデジカメが欲しいと思う


ここには買い物・食事をする場所も揃っているので
観光客に一番知れた場所だというのも納得できる
しかし敷地内に中国で言う文化財のような史跡もあるので訪れたい

豫园老街内、狛犬の表情はかわいらしい

到着時間が遅かったのでレストランなども閉まっているところも多かったが
その中でも賑わっている店に入る

無難な小龍包、野菜をと思ってエノキ料理
目を引いたでかいタニシみたいな料理
しめて92元、あまり安いとは言えないが

※左奥:エノキ料理 左手前:でかタニシ 右:小龍包

まずは小龍包を食す
美味い! 
肉汁があふれ出す勢いで歯ざわりも食感も最高
やはり日本に輸入されて一般的になっているものは現地でもそれなりに日本人の口に合いやすい
むしろ日本で食べたほうが美味しい(日本人にとって)というのは良くある話だが
これは本当に美味しい


続いてエノキ料理を食す
うん、美味い
想像通りの味、値段も安かったしこれは買いだ


続いて本丸のでかタニシ
美味い! 
味付けや匂いを考えると日本人が好む味ではないとは思うが

食事も進む進む

しかし4個目のタニシ問題は起きた



パクッ


モグモグモグ…。


ザリッ



ザリザリザリザリ

んがふっふ

このタニシ、内臓を砂利で埋め尽くしていやがった
結構な量飲み込んでしまった、最悪である

その後も何匹かの腹は砂利で満たされていた
もしかしたら内臓部分は食べないものなのかも知れない


その後は人民広場までぶらぶら歩いて地下鉄に乗り
ホテルに帰った


明日も雨らしいのでホテルでのんびりして
電気街にでも繰り出すこととする


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posted by アキ at 2013/04/05 12:06
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※だんだんと浮かび上がるシルエット、美しい

昨日の夜も
訳のわからない現地のテレビを見ながら眠りについた



今日はアンコールワットでサンライズを拝もうと日が昇る前の起床
昨日の運転手とは話はついている


ともかくお腹も空いていたので
昨日購入したドリアンでも食べようと冷蔵庫を開いた



ギギィィィィー








臭っせーーーーーーー






そのまま静かに扉を閉じた



もちろんホテルの朝食のサービス時間外だ
腹は空いているがサンライズにはかえられない

ホテルの外で男を見回すが
5分、10分と待つが男は現れない
日が昇る程ではないが空が白み始める
同時に焦りも高まる


すぐさまホテル前のトライク乗りに交渉し
1ドルでアンコールワットまで急行した

舗装も行き届いていない悪路はでこぼこで
いたる所に深い水たまりが出来ている

バシャバシャと水を弾きながら
時折車体も大きく弾ませながら進む
運転もかなり荒い

なるほどこれが…。体験できたのは良かった

日が昇る前に到着はできた
寺院内は既にたくさんの観光客でひしめき合っていた
ただ生憎しとしとと雨が降っていて
綺麗なサンライズを見られる予感もしない

※諦めて帰る人もチラチラ

それでも徐々に浮かび上がってくるアンコールワットのシルエットは美しい

やはり陽はおそらく登ったものの
分厚い雲に阻まれて姿は見えず
あたりはどんよりと、且つすっかり明るい
それでも諦めらきれない多くの人が
空を見つめて立ち尽くしていた

※あいにくの空模様

彼らを後目に立ち去りホテルにもどると


ガイドが見事な寝癖を付けて
目を漫画のようにコスりながら車から現れた
少々罰も悪そうだw



寝起きののび太かお前は!



少しだけホテルで休み気を取り直して観光
今日はやや郊外の遺跡を訪ねる予定だ

※まだ朝で人通りの少ないアンコールワット前

カンボジアの田園風景を進む
水牛が田畑を耕す昔ながらの稲作風景
とても広々と平らな大地が広がっている事には驚かされる


遺跡に着くまでの間、昨日とは違い運転手と話す機会があった

なぜか政治色の強い話になった
彼らには言論の自由はない、政府を批判しようものなら投獄や処罰のおそれすらあるのだそうだ
そして彼は、お前は日本という素晴らしい国から来た
どうしたらそのような国になれるのか意見を欲しいと

非常に暑く熱弁するのだ

できすぎ君かお前は!
と突っ込みたい所だが
改めて彼の憂国の想いと
日本の素晴らしさを同時に感じることができた

それでもやはりそれぞれの国が抱える問題は異なる

「日本は良い国だけどいい部分だけではないよ」

そう答えるしかない
彼は

「それでもお前たちは国を変えられる力がある!発言ができる!」

彼の熱弁は止まらず、何も答えることができない己の無力感を感じた


熱意のある男もいるものだ
あまり日本では見かけない、むしろこのように国を憂いて熱く語れば
ひややかな目線で見られるのが一般的だろう

抑圧された環境下にいる人間のほうが
革命意識のようなものが芽生えるのだろうか


随分と走ったところで目的地のバンテアイ・スレイ遺跡に到着することができた。



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posted by アキ at 2013/04/04 08:47
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プロフィール
ニックネーム:アキ
誕生日:3月12日
性別:男
自己紹介:
英会話教室に10ヶ月通った後いきなりの飛行機での世界一周、その後たった1週間後にピースボート71回に乗船という、1年以内で違う方法で世界二周するという貴重な経験を。
旅は徐々にバックパッカー風になるも、片手にはモバイルを欠かさない。

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