旅のススメ
海外はおろか国内旅行すらおぼつかなかった管理人が
地球一周の船旅を通し徐々に旅なれていく様子と旅からの学びを詰め込んだ冒険の書
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2012年5月20日の記事一覧


※ハウステンボス入国前

朝起きて博多駅で船友のかよちゃんと待ち合わせ
久しぶりの再会を喜ぶ間もなく、とにかくバス停へ
バスに揺られて長崎のハウステンボスを目指した

車内はすいていたのでリクライニングをしっかり倒して
久しぶりの会話を楽しんだが
昨日の疲れを全く回復できていなかったし
かよちゃんも早起きで来てくれているから
少しの間仮眠を取った


博多駅から約2時間半ほどでハウステンボスに到着
バスを降りて発券所に行くと、思ったよりは列が出来ていた

通常の入場券と、入館料が別途かかる施設について
割引されたり、追加料金無しで入れたりするようになる
とくとく入場セット券なる入場券があるようだ

かよちゃんは九州に住んでいながら始めてのハウステンボスらしいので
せっかくだから後者の入場券を購入することにした
これが決して安いとは言えない価格なのだが


よほどオランダ風の街並みを見るのが主目的でない限り
せっかく来たなら買うべきという入場券だろう


レンガ造りのやたらと重厚な出入り口を通る
蔦も程よく絡んでなかなかの見ごたえだ
やはり以前とは感性がずいぶんと違うようだ

門をくぐるとすぐ目に飛び込んだのは
世界一大きいというテディベア

※世界一大きいテディベア、あまり人々の関心を引いていないように見えた

そこそこのものだと思うのだが
あまりにでかいと女子に重要な可愛さが激減するのだろうか
ほとんど気にも留めずに目の前を人が通り過ぎてゆく


門をくぐると最初に風車が目に飛び込んできた
ハウステンボスの代表的な光景で
以前来たときの印象と同じだった

※風車が回るだけでのどかに感じるのだから不思議なものだ

周りには綺麗なチューリップが
虹色模様に植えられていて
水辺の脇の風車が軽やかに回っている
造られた景色とはいえ
ほのぼのとしていて
これほど美しい景色もそうないのではないだろうか

風車の羽には帆がかけられている
帆を畳むか外しさえすれば止められるのだろう
風を動力として風車を回し
粉引きや水汲みなどに利用したそうで
素晴らしい智恵に感心した

一つの風車の中に入ってみると
ドリルのようなものが回転していて
水をくみ上げている様子を見る事ができた

※綺麗すぎるおのの、外国に来ているような雰囲気を楽しめる

花畑を過ぎて橋を渡ると
右手には場外馬券場
左手にはヨーロッパ風の街並みが綺麗なエリアに

なんともいえない組み合わせ…。

鉛筆を耳に挟んで
競馬新聞を読みふけるおじさんに出会わなくて良かった
雰囲気が一気にぶち壊しである


街並みが綺麗なエリアのほうは
映像系を中心としたアミューズメントや
飲食店が並んでいる


マジックミラーメイズというのに入ってみる
迷路内がミラーになっていて
先が行き止まりなのか進める道なのかわかりにくいというもの

あまりサクサク進みすぎると
鏡に衝突する恐れがあるので
手を差し出して慎重に進んだ

短いアトラクションだが
まあ面白いかな
ここもトクトク入場券がない場合は別料金が必要なようだ


冷静な俺がいたからいいものの
かよちゃん一人だったら10分は出てこれないだろうなw



その後はお腹もすいたので
そうそうに食事をとることにした

※レストラン内、ゆっくりと流れ落ちるチョコレートの滝、甘い良い香りも漂っていた







近くのレストランに決めて入ってみると
なんとチョコレートの滝があるではないか!
何気に良いものを見れて満足

料理の味はまずまずだったが…。

※ニュースタッド、ヨーロッパ風の美しい街並みで再現されたアミューズメント/食事街

食後は同じエリアを歩いていると
上演が間もなくされるアトラクションを発見した

グランオデッセイというSFの3D映像作品だが
唯の映像作品ではない

最初に顧客全員自らの顔を多方面からスキャンして
その場で3Dモデリングを行う

そして予め用意された映像に顔を投影する
つまり
参加者がまさに映像の出演者になるというもの


そこそこの時間をかけて撮影し
さあいざ映画公開



主役でも脇役でも、ちょい役でも
すぐさま砕け散る役でも
その後の話題には事欠かないはずだ


時に激しい動きを伴う映像の中から
注視して自分の姿を探す



人が描写されるシーンで
シリアスなストーリーにも関わらず
出演に気づいた人達の笑い声がこだまする


こちらも人の事はいえず
ストーリーそっちのけで自分の姿を探す


…。


確認できない…。

もしかしたら
あの豪快にクラッシュした男が俺だったのだろうか
もう映らないのかもしれないな

そう思い
とりあえずかよちゃんの姿を探すことにしたが
それも見当たらない


…。



映像終了




映像のストーリーをあまり気にも留めず
自分達の姿を探すのに明け暮れ
結果見つからず

なんとも煮え切らない思いで建物を後にすると

入館時に配られた紙に書かれた番号を入力すると
自分の姿を確認できる端末があるようだ

多くの人が実際どのような姿で
どのような役を演じていたのか気になるのだろう

あちらこちらから「あー」「いー」「うー」
と声が漏れていた


番号を入力しお互いを確認する…。



うん、どちら様ですか?



でもまあ
こんな経験もいい思い出になるものだw



少し空もよどんできたので
サウザンドサニー号に近づこうということで
このエリアを後にしてアートガーデンに入った

※薔薇庭園、夜にはライトアップされるもよう

ガーデンは今は薔薇が見ごろになっているようで
大小さまざまな色とりどりのバラが美しかった

それにしても種類の多さに驚く
一般的な薔薇の見た目とはずいぶんと違う花の形をしたものもあるが
その艶やかな花びらの下にはどれもしっかりと棘があった


薔薇は見ごたえがあっていいのだけれども
園内には薔薇顔負けの
艶やかな色に髪を染め上げた
おばちゃん達が数人いて
周囲の色に溶け込んで立派に擬態していたのが
個人的に一番面白かった


しかし若者も負けてはいない
同じく艶やかで勘違いなルネッサンス式の衣服をまとい
全盛期のブル中野みたいな化粧をした女の子達がたくさんいて
お連れのカメラマンにいろんなポーズで写真に収められていた
そんな彼女達の写真が撮れずに残念だ




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posted by アキ at 2012/05/20 23:52
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※ドムトールン展望室からの眺め

彼女達を含めて、色とりどりの花達を見た後は
一際高くそびえるドムトールン展望室
80mもある塔らしいが
驚きなのが、この建物が1321年代に実在した建物をモチーフにしている点だ
今のように鉄骨もない時代に先駆けてこのような高い塔を建てた

そう考えながらだったことも拍車を掛けたのだろうが
上からの眺めは驚くほど高く感じた


遠くにサウザンドサニー号が遊覧している

展望台に次の乗客がやってくると
素早く入れ違いざまにエレベーターに乗車したのだが
結局上ったときとほとんど替わらぬメンバーで下へ
眺めはよいが、イルミネーションがあるわけでもないこの時間では
少しで十分だ

湾には他にも実際の海賊船をモチーフにした船がある

※海賊船

船体に備え付けられた大砲
横付けした船に飛び移り襲いかかるための綱など
実戦を考慮した造りをしている
そんな海のならず者達も、海の神や女神に祈るのか
宗教的な造形の彫刻がなされている

こちらは人がほとんど見に来ないので
じっくりと見ることが出来た

そこから歩いて数分のところには
ワンピースの海賊船、サウザンドサニー号だ

こちらの海賊船は満員御礼
俺も大ファンの一人だが
海賊がヒーローとして人気を集める
平和な時代だなーと思った

※サウザンドサニー号、目の前の池にはミニメリー号の手漕ぎボートがある

こちらは先代のゴーイングメリー号の骨格を再利用した為か
外観は良くできているものの
サニー号よりも随分と小さい印象

船内には各キャラクター達の等身大フィギュアがあって
一緒に記念写真を求める多くの人が集まっていた

やっと念願のサニー号に乗ったので
子供のようにはしゃいでしまったが
船の船尾に立つと、海上に船のつけた泡の筋が続いていて
船旅を思い出し懐かしい思いも感じることが出来た

クルーズはなんでもない海に少し出るだけで30分程度の短いものであったが
とても満足できた

※海をなぞる航跡が懐かしい

船を下りるとそろそろ引き返し
気になる施設を巡ることにした

スリラー・ファンタジー・ミュージアムエリアへ
日本の怪談屋敷というものがあった
ここにきて日本のお化け屋敷かよ と思ったが
ウォークイン式だったので入ることに

何の変哲もないお化け屋敷で
他に語る言葉がない

とにかくそれでもかよちゃんは絶叫していたが
やはりこういった作り物の類では
全く怖いと思えない

冷めた冷静な心の自分と周りの絶叫の温度差に
いつもながら笑いを堪えるのに必死だった

背筋も凍るお化け屋敷を教えてほしいくらいだ
お笑い屋敷と呼ぶことにしよう

その次にメロディ・イン・ザ・ダーク
一応ホラーになるのだが
全体的にしまりのない、雑味たっぷりの施設だった
ネタバレしてはいけないので詳細は伏せるが
最後の映像はかなり面白かった。


その他の施設は入場料が必要なのと
時間の都合で諦めたが

MJワールドに故マイケル・ジャクソンの遺品が展示されているのを見ると
結構見入ってしまうものだ
ハウステンボスを訪れたこともあるらしく、その映像が流れていた
ファンの声援が飛び交うが

「マイコー! マイコー!」

熱狂的なファンは発音も違うんだなあと感心してしまった



次にニュースタッドエリアに戻り
ミステリアスエッシャーへと入った
いわゆる騙し絵の世界なのだが
よくわからないストーリと絡められていて
あの演出が必要だったのか定かではない…。

とくとくチケットなら入ってもいいだろうか


つづいで
ハウステンボスIFXシアターKiraraという映像作品を鑑賞した
こちらは愛・地球博で上映するために作られた映像で
月の役割が学べる映像や、もし月がなかったら地球は今 などのシュミレーションは興味深いものがあった


最期にホライゾン・アドベンチャー・プラスというものを
映像とショーが合わさった施設で
結構水しぶきが舞うので水濡れ注意だ

とにかくいくつか入ったアトラクションは真面目な映像系が多かったので
少々映像疲れを起こしたものの
最期がグランオデッセイでなくて本当に良かった

※最後はまた風車の横を通り過ぎる

ついにハウステンボスを出国して
電車で博多に戻る

着く頃にはすっかり夜だったので
中州の屋台街はすっかり良い雰囲気になっていた

結構どの店も混んでいたが
呼び込みのおばちゃんが巧みな話術で誘ってくる

話を聞こうと少し足を遅くしただけで
すかさず他のお客さんを詰めさせる暴挙に出たので
そのおかしさに一本とられてその店に

鰯明太やもつ煮を食す
まあまあかな


屋台のお会計は伝票など取らずに
双方の理解だけで進む

お客さんが会計を済ませて立ち去ると
店の調理係が呼び込みのおばちゃんに難癖をつけ始めた

「さっきの人達は全員ラーメン頼んどったって!なんで取らんの?」

おばちゃんは 「ごめんごめん」 と平謝りだったが

男はすごい剣幕で責め立て続けた
その様子をずっと見ていたのだが
なにやら様子が変だ

男は周りを警戒しながら下を向く事なく
金庫の中に手を滑らせて
千円札をかすめ取るとジーンズにねじ込んだ

会計の帳尻が合わなくなった事につけ込んだのか
最初から計られた事だったのかは知らないが
目の前の出来事に驚いてしまった


見て見ぬ振りでおばちゃんごめんよ


そんなこんなで2軒屋台をはしごして
バスの出発地小倉まで新幹線で移動した


定刻になり走り出すバスを見送ってくれるかよちゃん
律儀にありがとう
また遊びに来ます♪


名古屋に着いたときには朝で
日食が始まっていた

天体ショーに興味すらなかったが
偶然見ることが出来たのも
旅の大きな功績だ


博多旅行 完

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posted by アキ at 2012/05/20 17:57
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プロフィール
ニックネーム:アキ
誕生日:3月12日
性別:男
自己紹介:
英会話教室に10ヶ月通った後いきなりの飛行機での世界一周、その後たった1週間後にピースボート71回に乗船という、1年以内で違う方法で世界二周するという貴重な経験を。
旅は徐々にバックパッカー風になるも、片手にはモバイルを欠かさない。

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