旅のススメ
海外はおろか国内旅行すらおぼつかなかった管理人が
地球一周の船旅を通し徐々に旅なれていく様子と旅からの学びを詰め込んだ冒険の書
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2012年8月25日の記事一覧


※水の街、郡上八幡

徹夜踊りで有名な郡上八幡
踊らない時に行ってきた


朝8時すぎ快晴
郡上八幡城へ向かう小道を車で走る

細くくねった道、生い茂る木々からこぼれる木漏れ日、石垣にこびり付くように苔が生えている光景は熊野古道を思わせた

※郡上八幡城、小さいが美しい形をした城

300円を払い入城
大きな城ではないが小高い山の上にある城で
長い通路沿いの壁に無数の鉄砲穴が続いていた

恒例の自分が城を攻める立場視点で考えてみると
この穴から鉄砲や矢尻がこちらに向くかもしれない中でこの長い通路を駆けると思うと生きた心地はしなかった


この城は土足であがることが出来る
入ると同時に床や天井から踏みしめる人の足音がギシギシとかなり五月蝿く耳に響いた

内部の展示パネルに城主の山内一豊について書かれていて
かなり歴史の勉強になった

※郡上八幡城の内部、展示物より歴史が学べる

城を後にして山を下ると
どうみてもホテルの敷地内に赤髭明神という小さな祠があった

城の石垣の修復中に赤髭作兵衛という男が
重さ350kgあまりの巨石を一人で運び
それを見た普請奉行に褒められると感激のあまりその場で卒倒して絶命したという伝説の男を奉っているのだそうだ

※赤髭明神、彼の純情と功績に参拝する人が大勢いるらしい、彼を称えた祭りまである

巨石を運ぶ人間離れした強靱な肉体と
褒められて逝ってしまう純真なハートの持ち主というあまりしっくりこない話だが
美談とすることで忠義心を煽る為の逸話として作られたのかもしれない

※清水を泳ぐ鯉、風流ですなー

次に山の麓に車を停めて周辺をぶらりした

神社や寺などがいくつも密集している地帯へ来たが
あまり訪れる者も少ないのかもしれない

ほこりをかぶり蜘蛛の巣が張られ
供え物や蝋燭の火やお香などといったものがあまり見あたらない

小さな神社の扉が南京錠で閉ざされているのを見ると神も外出中なのかと思ってしまう

小高い景色や密集具合からは熊野の那智を思い起こさせるのに賑わいは全く異なるこの差はなんなのだろう


次に街を散策するために
郡上八幡旧庁舎記念館の横に車を停める
記念館で自転車が貸し出されていたので借りる事に


古い町並みをゆったりと鑑賞しながら進む
道の両脇に清らかな水が流れる郡上ならではの光景だ

屋根がやや大きめで建物の2階の梁が屋根に向かい斜めにせり出しているのが特徴的だ

しばらく進み川を渡り
寺を2つほど見て宗祗水という湧水の場所へ

※触れてみると非常に冷たくて心地よかった

透き通った冷たい水が沸いていて涼しげなこの場所は郡上八幡のシンボルだそうだ
その横脇を流れる川では多くの人が遊んでいた

※水に浸かれる装備で来るべきだった

付近はある程度古い町並みを残しながらも食事どころやおみやげ屋で賑わっていたので昼食を取ることにした


入ったのは老舗の蕎麦屋
清らかな水の影響か打たれた蕎麦はかなりの食べ応えだが
いかんせんつゆの塩気が薄い
炎天下で動き回って汗を流しているから余計に感じるのかもしれないが…。


その後も寺や神社を数カ所回る
必見と言うべき神社仏閣があるわけではないが
この狭い地域にこれほど密集しているのも珍しいと思う

※高さ12mの橋より、地元の子供が勇気を試す場所、彼は10分以上躊躇していたw


自転車を返却
1時間30分で450円、安いとは言えない

食品サンプル工場へ…。と思ったが
どうでも良くなって郡上八幡を後にし
うだつの上がる街 美濃市 を目指した


156号を走っていると
茅葺き屋根の珍しい外観をまとった大きな神社を見つけたので寄ってみることに

※洲原神社、非常に立派な1300年の歴史を持つ神社、隠れた名所だと思う

神社の横には長良川が流れ
いくつもの巨木に囲まれたかなり立派な神社だった
茅葺き屋根は熊野本宮を思い起こさせる
またしても熊野

枯れた茅葺き屋根から青々とした新緑が生えている


つまり手入れが行き届いていないのだろうが
それすら生命の息吹を感じて神聖に映り
雰囲気作りに一役買っていた

思わぬ美しい神社に出会えて
気分良くうだつの町並みへ再出発した



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posted by アキ at 2012/08/25 22:18
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※うだつの上がる町並み(岐阜県美濃市)

洲原神社からほんの数キロ進んだ先に
一本の道の両脇が徹底して保存されている美しいうだつの上がる街並みがあった

既に写真や映像で知っていたが
うだつ が何かわからない人も見ればすぐにわかる

※中央の競りあがった柱の先にかわらが付いているものがうだつ

きちんと主張していてかつお隣さんより目立たず劣らず
見栄と虚栄 これを上げられないと
うだつが上がらないなどというのだから凄い事だ

というか無茶な

※綺麗な区画だが、炎天下の為か観光客はまばらだった

短い区画だが徹底されている美観地区で見応えはある
特に美濃和紙祭りの時はとても風情があって良いようだ
また改めて訪れたい場所だ


名古屋まで帰る道中に犬山があるので
犬山城へ行くことにした

※犬山城、城下町自体が山の上にあるようだ

城は山の上にあり
脇には木曽川が流れている
城下町自体も山間にあるようで、そこから少し登れば城にたどり着く

現存する最古の木造天守閣を持つ城らしいが、それにしてもいささか高い500円の入城料

※犬山城天守閣より望む木曽川

こじんまりとした城だが、天守閣から見える木曽川が美しい

歴代の城主の似顔絵やら写真やらが年代順に飾ってある

古くはもちろん人物画
明治あたりになると写真に変わり
文明開化を感じさせる大礼服に身を包んだ男爵に変わる
さらに進むとポマードべったりでブランデーグラスを片手の写真に変わるのだから面白い


本日2箇所目の城を後にする
だんだんと訪れた城も増えてきた



次に犬山にある桃太郎神社へ向かった
着いたとたんやっつけ感の漂う
コンクリート製に防水ペンキで塗装したと思われる
原色寄りの桃太郎の仲間達が出迎えてくれた

※まあ、よく出来ているの か?

歴史などは全く感じないそれらの石像は愛らしいものの
石像なのにやる気まで感じない

嘘もつき続ければ真になるという
硬い決意というか信念というものが伝わってくる

※桃野郎、もとい桃太郎 元気な生まれたばかりの赤ちゃんだ

それにしても桃太郎の生まれた瞬間の石像には驚愕した

彼はめっちゃだった
肌が桃色というかもはやだった

そして生まれた瞬間に既に渋い顔と渋い髪型をしていたらしい

顔だけ見たら髪の毛が薄くなったのを気にしだした中年くらいだ

更に生まれた瞬間2本足でしっかりと大地を踏みしめていたらしい
お前はグリコか!

さすが桃太郎
これは誰が見ても桃野郎桃太郎と名付けるに違いない
というか自分で名乗ったとしても不思議じゃない
きっとそうだ、そうに違いない

※にわかには信じがたい日本一だ

胡散臭さに関しては一流の場所だろう
そういう意味では非常に楽しい思い出になった

思い出ついでに秘宝館に寄ってみた 200円
鬼や桃太郎伝説にまつわる展示品がいくつかあったが
ほとんど外と同じノリの石像があったりして
こちらもかなりの脱力系である意味安心した

※鬼の珍宝、もはや駄洒落すら使うやっつけ具合に完敗

今回も色々な要素の詰まった楽しい旅になったw



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posted by アキ at 2012/08/25 00:12
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プロフィール
ニックネーム:アキ
誕生日:3月12日
性別:男
自己紹介:
英会話教室に10ヶ月通った後いきなりの飛行機での世界一周、その後たった1週間後にピースボート71回に乗船という、1年以内で違う方法で世界二周するという貴重な経験を。
旅は徐々にバックパッカー風になるも、片手にはモバイルを欠かさない。

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