※公園には平和な雰囲気が流れている、近くには教会も
到着は早朝
バスターミナルで明るくなるのを待つことにする
危険な情報が溢れるアカプルコであるが
今日泊まるホテルすら決まっていない状況である
外が薄明るくなって人通りも確認できたので
バスターミナルの外に出る
タクシードライバーが何人か待ち構えていたので
英語が話せるドライバーを探す
何とか捕まえた運転手は、ホテルの世話もしてくれるというので
お願いすることにした
1件目のホテル
なんと断られた
あてがある訳では無かったようだ
何件か周り部屋も見学させてもらって
賑やかな公園に近いホテルに決定
早速観光へ繰り出す
街も綺麗だし、人も賑わっているし
本当にここで凄惨な事件が起こっているのかという思いになる
すると路地で只ならぬ雰囲気を纏う仙人のような風貌のアジア系の老人に遭遇する
なんと向こうのほうから話しかけてきた
風貌はまるでベストキッドのミヤギのよう
その日本人老人との会話によると
凄惨な事件は対岸側のリゾートエリアで中心的に発生しているようで
要塞などがあるエリアは比較的安全とのこと
本当のところはわからないが、妙な説得力があった
そんな事がありながらも
ホテルから徒歩圏内の要塞へ向かう
海賊時代に活躍したものであるそうだが
壁面に等間隔に砲台を突き出す隙間が多数あり
なるべく多方面に、または両面より砲撃できるようにだろうか
城壁は上空から見れば星型のような美しい構造物だ
内部は博物館になっており、さまざまな展示物が見れるほか
要塞の天井などにも上がれる
アカプルコはビーチなどがメインの休養地である
あまり多く訪れる場所があるわけではないので
行かれる方は訪問してみても良いかもしれない
そういえばこの要塞で
また高校生の集団に遭遇した
相変わらず我々を見るなりキャーキャーと騒ぎ立てる
今回は少なからず男子高校生もおり
同様に手を振ってきたり、はたまた写真や握手を求めてきたりと
どうやらメキシコでの有名人に似ているという訳ではなさそうだと
判明はしたが
本当に不思議な感覚である
その後カセドラル前であった男とその事について話したが
どうやら「東洋人!」と言っているようだ
メキシコではまだ珍しい存在である為だそうだ
ある意味貴重な経験である。
ともあれ
夕暮れの海岸沿いで癒されたり
終始平和的なムードに包まれた一日だった