旅のススメ
海外はおろか国内旅行すらおぼつかなかった管理人が
地球一周の船旅を通し徐々に旅なれていく様子と旅からの学びを詰め込んだ冒険の書
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2012年7月の記事一覧


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※バリ島のビーチ、いままでで一番心地よかった場所

快晴の青空に美しい海
今回の旅で始めてのリゾート地となるバリ島

ジャワ島から
わずかな距離を海が隔てただけで
更に独自の文化を築き上げた小さな島だ

※車窓より、バリ島独自のヒンドゥー教寺院の割れ門

バス停に到着すると
小さなライトバンの乗り合いタクシー運転手数人が声を掛けてきた

サヌールまで行きたいと告げると
皆決まった価格を口にして
値下げ交渉に応じる者はいない

何人かにあたっても同じ
目の前の二人の男も
口々に同じ価格を言い合って
客の獲得に必死だが
全く競争になっていないことに本人達は気付かないのだろうか

そうこうしていると一人の男が口火を切った

じゃあまけて40000ルピアだ!


10000ルピア値引きに応じたようだ
インドネシアの物価からすれば高いが
ここはバリだから仕方が無いのだろう


ところがもう一方の男はそれに激高し
罵り合いが始まってしまった

現地語で内容は聞き取れないが
おそらく価格の決めごとがあって
それを無視したことを非難しているのだろう


ともかく安い値段を提示した男について行き
無事サヌールまで着いた

※青い空に生える土色、バリの色といえばこの色という印象に至った

次に宿を探さなければならない
その前に旅の軍資金を確保しようと

いくつかの両替商が立ち並ぶ界隈に出向いた

その中でも最もレートの良い店を発見した
空港よりもかなりレートが良い

お土産屋兼両替商の男
とりあえず1万円を差し出した

50000ルピーを指ではじきながらカウントして
手馴れた様子で重ねていく

目線を誘導するかのような大袈裟な動き
何か不自然なものを感じて
男が誘導したそうな視線を裏切って手元を注視していた

非常に素早く2、3枚程の紙幣を
机の下に取り下げたのが見えた


男は数を数え終えて札束を渡してきて
はい終わりですよといった顔をしている


男の不正を突きつけてやろうと思い
俺はすかさず男の目の前で札束を数え始めた


数枚数え終えたところで男は俺の手から札束をさらりと奪い取り
両替手数料が必要だと言い始めた


手数料を考えると空港のレートよりも悪くなってしまう

はなから旅行客を騙そうと考えているのだろう
それなら結構と言い放つと
男は一万円札の返金にすんなり応じた

無用な争いは好まないという事だろうが
こちらも騙されるわけにはいかない
目の前できちんと偽札で無い事を確認して店を立ち去った


現地通貨は手に入らなかったが
何か無料で手品でも見れた感覚になって楽しかった


ちなみにその近くにきちんとした両替商があって
良いレートで換金できたのでよかった


その近くに親切そうで若い宿主が切り盛りしている小さなホテルがあって
一泊1000円程度だったので即決し
2日間部屋を取った

※この屋根の色が好きだ

南北に細長いエリアのサヌールは移動が簡単だ
ベモ(小型乗合バス)に乗って南のビーチを目指した
海岸沿いにはアクティビティが密集しているが
少し離れたそこが評判が良いようだからだ


到着すると日本語が上手なインドネシア人と
ここでレジャー関連の仕事をしているらしい
いかにも海に魅了されて
すっかりとりつかれてしまったと思われる日本人女性がいた

その女性の薦めもあって
明日の朝に2本ダイビングの予約
なんでも水中視界40m級らしい

どうやら彼女はここでインストラクターをしたり
客としてもよく利用しているようで
顔が利くこともあってずいぶんと割引の交渉をしてくれた

※ビーチ沿い、レストラン、マッサージ店などがたくさんある

帰りはベモを利用せずに美しい海辺の道をとぼとぼと歩いた
海から吹く風がとても心地が良い
ここまで安らぐ景色もそうはない
さすがは世界一級のリゾート地だ

その清清しさもあるだろうが
十分な温度にも関わらず海に入っている者は少なく
ビーチでくつろいでいる人の姿が目立つ



ホテル近くの評判の高いレストラン、カユマニス
予約はしていなかったが、回転直前だったからなのか
すんなり入ることが出来た

※さわやかな酸味が美味

※リゾット、味付けが抜群だった

日本円にして3000円弱で注文した料理は
どれも一流の味わい
今回の旅も食事には恵まれていたとは思うが
これには脱帽だった

※これだけ美味しいともはやインドネシア料理にこだわる事を忘れていた

確かにこれだけ出せばこちらの物価なら高級料理だろう


素晴らしい景色と最高の食事に満たされて
旅中に旅の疲れを癒す事が出来た


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posted by アキ at 2012/07/24 20:27
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【観光地】
北西には仏教遺跡のボロブドゥール
東にはヒンドゥー教遺跡のプランバナンがある
観光の要所的な街だが
クラトン(王宮)など見所もある


【治安】
夜間はわからないが、日中はかなり治安がよいと感じた
街中の人も親切で観光しやすい


【交通】
街はアジスチプト国際空港から西に8キロ
空港にバスが乗り入れている
市内はバス路線が発達しているようだが
乗降車場所が定まっていないタイプのバスも走っているので利用に注意
ベチャ(自転車タクシー)もわずかにあるが時間が掛かる割に安くない
タクシーは交渉制とメーター制があるので事前に確認しよう


【宿】
プランバナン、ボロブドゥールという世界屈指の宗教遺跡群の中継地点に位置する為か
中クラスのホテルが多いように思う
値段はやや手頃といった感じ


【その他】
ここに住む人々はジョグジャカルタの事をジョグジャと呼んでいる


【個人的オススメ度】
王宮(クラトン)           
プラウィサタ劇場        


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posted by アキ at 2012/07/18 19:29
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※クルトン(王宮)の門の前にかけられたカーラのお面

朝食はパンのような生地に
蜂蜜を塗って食べる
このあたりの地域のありがちな朝食らしい

軽い朝食を済ませると
ベチャに乗って王宮へと向かった

白く美しい壁と
風通しの良さそうな風土に合った建物だ

門にはカーラの大きなお面があった

※風通しの良い建物、落ち着いた色使い

※渡り廊下なのだろうか?

中央あたりには民族楽器の奏者達が大勢いて
涼しげで心地よい音色を奏でていた

※リズムはあるようでない、よくわからないが心地よい事は確かだ

宗教的な崇拝なのか、王に対する忠誠を誓うためかわからないが
民族衣装を着た大勢の男達が床に一方向に向き合い座り込んでいた

※大勢の男達が座り込んでいる、表情はほがらかで談笑しあっていた

それ以外にもちょっとした展示物がある部屋などもあって
それなりに見応えがある

ある部屋ではインドネシア初代大統領スカルノの第3婦人だった、若かりし頃の麗しいデヴィ・スカルノの写真もある



ずっと遺跡巡りが続いていたので
純粋に新鮮さを感じて良い観光となった

外に出ると
ホテルからここまで送ってくれたベチャ乗りの男が待っていた

いや、待っていたと言うよりは
ここにいれば客が捕まえられる可能性が高いし
ずっと待っていれば必ず俺が戻ってきて
足を必要とする可能性が高い
いわば保険だろう

※走行中のべチャから撮影、べチャは運転手の前に乗るので前方にさえぎるものが無い

結局は他の客を取り損ねて
保険に頼る有様になったのかもしれないが
まあこちらも安心なので彼に頼んで
ホテル近くのレストランViaViaまで移動した


このレストランはエスニック料理が中心で
主に旅行者を対象にした店

そういうコンセプトなので
旅に役立つ観光地情報やホテルの情報なども公開されている

※多国籍料理があったが、せっかくなのでインドネシア料理を、美味い

そういう訳だからなのか
ここがインドネシアであるという事を忘れてしまうほど
欧米人であふれかえっている

料理は旅行客用なので少し割高だが
そこそこの味のものを出すようだ


食事が終わったので
いよいよバリ島に向けてのバスに乗るため
タクシーでギワガン・バスターミナルまで移動

何かの手違いか
まさかの始発駅で一時間以上待たされたが
何とか出発できた


ちなみにチケットは駅構内に旅行会社が何件かあるのでそこで購入できる
値段表がなかったので言い値で購入したが
現地人のチケットを盗み見たところ
300円ほどボッタクられていた…。

※走行中のバスより、もう二度と乗ることはないだろう

途中のレストランで食事が出るのはありがたいが
運転の荒さに生きた心地がしなくて
19時間に及ぶバス移動の間に
ろくに寝付けなかったのは言うまでもない

バスはフェリーに積み込まれて
島であるバリ島へ渡り
またバスで島のバスターミナルまで向かう

車内泊で疲れはとれないが
既に晴れ晴れしい青空に迎えられ
気分はバカンスである



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posted by アキ at 2012/07/13 21:13
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【観光地】
世界屈指の仏教観光遺跡ボロブドゥールがある
それ以外には数個遺跡がある程度で見所の箇所そのものは少ないが
ボロブドゥール寺院はそれをもってあまりあるほどの素晴らしい遺跡だ
周辺は田舎で発展していないので
必要な物資は市内で調達しておいた方が良い
体力のある方は歩いて主要な遺跡を回る事ができる


【治安】
夜間は外出していないので定かではないが
日中はしつこい客引きが大勢いるものの
治安の悪さは感じなかった


【交通】
ジョグジャ市内南のギワガン・バスターミナル
北のジョンボル・バスターミナルからいける模様
片道8000ルピア(約80円)程度だがおそらくぼったくられる
所要時間は交通事情にもよるが1時間程度
ボロブドゥールのバス停から遺跡までは1km程度で
自転車タクシー(べチャ)や馬車などの乗り物がある
市内からのバス料金に比べると割高で
乗る人が多いためか交渉はほとんど無理だった


【宿】
遺跡への入場料がセットとなるホテルマノハラがオススメ
宿泊代は一般的なインドネシアのホテル料金では高級ホテル扱いとなるほど高いが
遺跡との位置やサービス、質は素晴らしかった
別料金でボロブドゥール遺跡から朝日を眺めるサンライズツアーも受け付けている


【両替】
ホテルマノハラで行えた、レートはそれほど良くないが
空港よりは良いレートで取引されていた


【個人的オススメ度】
ボロブドゥール寺院遺跡 
パオン寺院                  
ムンディ寺院               


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posted by アキ at 2012/07/07 14:24
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※ムンドゥ寺院の菩提樹、木の向こうの道はジョグジャとボロブドゥールを結んでいてバスが停車する

ムンドゥ寺院を後にして
ホテルのあるジョグジャ市内へとバスで移動する
1時間程度で到着した市内のバス停は
ギワガン・バスターミナルではなくジョンボル・バスターミナルのようだ

バス内で爽やかで親切な青年に道を教えてもらって
さらにバスを乗り換えて王宮周辺まで辿り着く事ができた


地図を確認すると、ホテルまでは
徒歩ではやや遠いようだ


とりあえず方角を確認してトボトボと歩いていると
自転車タクシーの男が声をかけてくる

ボロブドゥール周辺と比べるとずいぶんと安い
粘り強く値下げ交渉をしてみると
男はしぶしぶ受け入れた

3000ルピア(約30円)
自動車と違い時間もかかるし、屋内ではないので
クーラーもなく暑さが堪える
それに3km程度だと考えれば
距離や物価からすると決して安いとは言えない


それでもこの炎天下の中
荷物を抱えた男を乗せて自転車を漕ぐのは大変だ
さらに運転手は老齢であり
歩くスピードとあまり変わらないくらいで精一杯の様子


今までの経験上
到着すると自らの苦労をアピールして
値上げ交渉に入るに違いないと確信していた

5000ルピアを渡してみた
しかし、予想に反し
男は2000ルピアの釣りを差し出したのだ


それでも最期の最期まで耳を澄ませながら
サイフにお釣りを仕舞う
そのタイミングでチップを要求するだろうと
たかを括っていた


だがそれでも男は何もいわずに
もと来た道を引き返そうとしていた

これが男の作戦なのかはわからないが
最初に決めた事を守ってくれたことに
清清しいものを感じ
おつりとして受け取った2000ルピアをそのままチップとして
返却した

要求されたチップはいつも払わない
こちらから払いたいと思わせた男は
天晴れだ


ホテルにチェックイン
プラウィサタ劇場ラーマヤナ舞踏を鑑賞と
レストランで食事がセットになったツアーを発見したので申し込む
150000ルピア
食事が付いてくるなら安いものだ

公演は夜からなので
体調不良で歩き疲れた事もあり
まだ日は高いのだがホテルで暫く休む事にした



時間になってホテルの前で待っているが
なかなか来ない
結構待たされてやっと来る
海外ではどこでも日本人の時間的感覚と合わない

※プラウィサタ劇場、照明が綺麗で雰囲気が良かった

プラウィサタ劇場に到着するとまずは食事のようだ
ビュッフェ形式で、料理の種類はいろいろとあり
その場で調理係が焼き鳥のようなものを焼いていたりして
雰囲気はなかなか良いものだった

いくつかの料理やフルーツを取って
さっそくいただく

※ブュッフェ形式、いろいろな食事が並んでいてどれを取ろうか迷ってしまう







不味い…。



臭い…。





たまたま最初にとった料理が良くなかったのかと思ったが
何度取りにいっても
違う種類の不味い料理を味わうだけの結果に終わった

※おいしそうに見えるのだけど…。

口直しにと取ったフルーツまでもが不味くて
もうどうにもならない…。
結局今回の旅の
ダントツでワーストの食事となった…。


食欲もすぐさま減退して
ショーの開園を待った


開園時間になると
通用口から劇場に通された

客入りは7割程度
配られたパンフレットには
ラーマヤナのあらすじが各国言語で書かれてた

ついに開演
化粧に身を包んだ踊り子たちが
踊りながら、時に掛け声を上げて話は進む
部隊の袖でインドネシアの伝統楽器を奏でる奏者達が
独特の音色を奏でていた

※野外舞台となっている、蚊などの害虫対策が必要だ

あのあらすじを読んでいたおかげで
どのシーンを表現しているのか理解することができる

好意・敵意といった感情や
狩り、戦闘といったアクション
動物に至るまでを踊りで表現してゆく

その為もあるだろうが
話の進むスピードは遅いようだ

というよりも、ずいぶんと時間が経っているにも関わらず

全体のあらすじの10分の1程度しか進んでいない
まさかこの文の長さがそのままストーリーの長さではないだろうが
もしそうならあと3時間程度はあるだろうというくらい
それくらいまだ未踏のあらすじは残されていた

見ごたえのある舞踏ではあると思うが
疲れを感じざるを得なかった

※火を用いたシーン

そうこうしていると
とたんにストーリーはみるみる進んで
全体の文量の8割怒涛の如く流れた


ド派手な演出こそないものの
それでも火を使ったりの見せ場はあったし
登場人物のサルに関しては
素晴らしい動きで観客を魅了していたので

演舞終了の舞台挨拶では
本編の主人公を差し置いての拍手喝采だったと思う
天晴れ!

※演者挨拶、右手の猿役が一番の拍手をさらっていた

とにかくこの旅で初めての
鑑賞であるし
不味い食事が印象的で
楽しい思い出になったのだった


明日は王宮周辺を観光し
バスでバリ島まで行くという
あえて入れた耐久的要素を含んだ日

非常に楽しみである



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posted by アキ at 2012/07/05 20:25
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プロフィール
ニックネーム:アキ
誕生日:3月12日
性別:男
自己紹介:
英会話教室に10ヶ月通った後いきなりの飛行機での世界一周、その後たった1週間後にピースボート71回に乗船という、1年以内で違う方法で世界二周するという貴重な経験を。
旅は徐々にバックパッカー風になるも、片手にはモバイルを欠かさない。

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