旅のススメ
海外はおろか国内旅行すらおぼつかなかった管理人が
地球一周の船旅を通し徐々に旅なれていく様子と旅からの学びを詰め込んだ冒険の書
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※早朝のアンコールワット、綺麗な日の出ではないが、シルエットは美しい


前夜が寝苦しかったからかうっかりしていた
カメラの充電をすっかり忘れていたのだ

見所萬斎のカンボジアで、厳選した写真を撮らねばなるまい、しかも今日はこの国に留まる最終日である

まずベンメリア遺跡へ向かう
ここはジブリの名作「天空の城ラピュタ」に少なからずインスピレーションを与えたと言われている場所である


遺跡の周辺にはときおり地雷注意の警告看板が立っている
聞こえてくる木楽器の涼しげな音色を奏でているのは
おそらく地雷で脚を失った人たちだった

こうやって今でも戦争の負の遺産に苦しめられ続けている現実を突きつけられる



そう考えると、どこか音色も悲しげに聞こえてくる
そんな音に包まれながら遺跡に入る


今まで見た遺跡の中で一番破壊が進んでいるようにみえた
場所によっては建物の見る影すらない

おそらく修復は不可能で良くて維持
このまま自然文化遺産としていくのだろう


圧倒されすぎたのか
カメラの充電が気になったのか
写真を撮る手は一つも動かなかった


長い年月によってゆっくりと自然に帰す荘厳な遺跡と
木楽器の悲しげな音が頭にこびりつくほど印象深かった



その後、そこから数キロ離れたトレンサップ湖
入場口の近くには出店が並んでいる
多くの子供たちもいて行き交う観光客に物を売っている
よくある光景、情にほだされて一人の少女から物を購入した白人女性の周りに、ぞくぞくと物売りの子達が集まり
女性も困惑してしまっていた

全て救うことなどできない、悲しいことだがこれが現実だ
冷たくあしらうわけではないのだが
俺が物を買う気がないことを悟ったのだろうか
幼い女の子が俺に向かって投石した

※トレンサップ湖の浮かぶ家、貧困層


いよいよトレンサップ湖へ
入り口で数人の男たちがトランプをしながら談笑している、もちろんプロ意識などかけらもないし
そんなものを期待してなどいない
それでも彼らの仕事らしく
入場料を請求される、そそくさと払うとチップまで請求するではないか

「そんな必要はないでしょう!」と断ると
あっそ! といった感じで追い払われるように扱われる


チップこそ免れたものの
支払った入場料の段階ですでにややぼったくられていたようだ

※粗末な家々、船上に住まうものよりも貧しいのだろうか


しばらく進むと湖畔に到着、水はよどみ切っている、水上視界1cm未満だろう。
それにしても海のように広い

木製でせいぜい6、7人程度が乗れるような粗末な船だった
どうやら乗客は俺一人のようで、乗り込むとすぐに動き出した。

※水質は悪いので、誤って目に入ったり、口に入れたりしないようにしなければならない


川沿いの家は浸水したり崩れたりしてしまっている。
雨季と乾季で大きさがとてつもなく変わるこの湖に飲みこまれたのだろう

船を住居として生活している者も多い、こんな環境では非常に合理的だ

※船上生活者の家々


湖のどのくらい中まで侵入したかはわからないが
おおよそ湖だとは信じがたいほど広大な事が確認できる
それでいて茶色い湖の色は、まさに自分の常識からすると異世界だった。


※海のように広いトレンサップ湖、スケールが違う!


帰りには水上の店に立ち寄り、ボールペンの購入と学校への寄付を呼び掛けられる
俺の運転手によると買わないほうが賢明らしい

本当かどうか定かではないが
購入して寄付した文房具などは、また店に戻されて
売り物として再利用されるらしい

※商業船の中にはワニが飼育されていた


十分に自然も堪能して帰りの途は、もちろんあの運転手の勧誘地獄だ
まったくのってこないのを悟ったのか
お土産物屋にだけは寄ってほしいと何度もお願いされた

※シェムリアップの中心街、意外に華やかで面白い


仕方なく付き合ったのだが
わけのわからない宝石を見せられて、本物だとかなんだとか
まったく興味がなかったが一応付き合ってあげて

終始彼の落胆した表情を見ながらのカンボジア旅行となった


次はイギリス(エディンバラ)へ!


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posted by アキ at 2014/03/24 22:15
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プロフィール
ニックネーム:アキ
誕生日:3月12日
性別:男
自己紹介:
英会話教室に10ヶ月通った後いきなりの飛行機での世界一周、その後たった1週間後にピースボート71回に乗船という、1年以内で違う方法で世界二周するという貴重な経験を。
旅は徐々にバックパッカー風になるも、片手にはモバイルを欠かさない。

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