洲原神社からほんの数キロ進んだ先に
一本の道の両脇が徹底して保存されている美しいうだつの上がる街並みがあった
既に写真や映像で知っていたが
うだつ が何かわからない人も見ればすぐにわかる
※中央の競りあがった柱の先にかわらが付いているものがうだつ
きちんと主張していてかつお隣さんより目立たず劣らず
見栄と虚栄 これを上げられないと
うだつが上がらないなどというのだから凄い事だ
というか無茶な
※綺麗な区画だが、炎天下の為か観光客はまばらだった
短い区画だが徹底されている美観地区で見応えはある
特に美濃和紙祭りの時はとても風情があって良いようだ
また改めて訪れたい場所だ
名古屋まで帰る道中に犬山があるので
犬山城へ行くことにした
城は山の上にあり
脇には木曽川が流れている
城下町自体も山間にあるようで、そこから少し登れば城にたどり着く
現存する最古の木造天守閣を持つ城らしいが、それにしてもいささか高い500円の入城料
こじんまりとした城だが、天守閣から見える木曽川が美しい
歴代の城主の似顔絵やら写真やらが年代順に飾ってある
古くはもちろん人物画
明治あたりになると写真に変わり
文明開化を感じさせる大礼服に身を包んだ男爵に変わる
さらに進むとポマードべったりでブランデーグラスを片手の写真に変わるのだから面白い
本日2箇所目の城を後にする
だんだんと訪れた城も増えてきた
次に犬山にある桃太郎神社へ向かった
着いたとたんやっつけ感の漂う
コンクリート製に防水ペンキで塗装したと思われる
原色寄りの桃太郎の仲間達が出迎えてくれた
歴史などは全く感じないそれらの石像は愛らしいものの
石像なのにやる気まで感じない
嘘もつき続ければ真になるという
硬い決意というか信念というものが伝わってくる
※桃野郎、もとい桃太郎 元気な生まれたばかりの赤ちゃんだ
それにしても桃太郎の生まれた瞬間の石像には驚愕した
彼はめっちゃ桃だった
肌が桃色というかもはや桃だった
そして生まれた瞬間に既に渋い顔と渋い髪型をしていたらしい
顔だけ見たら髪の毛が薄くなったのを気にしだした中年くらいだ
更に生まれた瞬間2本足でしっかりと大地を踏みしめていたらしい
お前はグリコか!
さすが桃太郎
これは誰が見ても桃野郎桃太郎と名付けるに違いない
というか自分で名乗ったとしても不思議じゃない
きっとそうだ、そうに違いない
胡散臭さに関しては一流の場所だろう
そういう意味では非常に楽しい思い出になった
思い出ついでに秘宝館に寄ってみた 200円
鬼や桃太郎伝説にまつわる展示品がいくつかあったが
ほとんど外と同じノリの石像があったりして
こちらもかなりの脱力系である意味安心した
※鬼の珍宝、もはや駄洒落すら使うやっつけ具合に完敗
今回も色々な要素の詰まった楽しい旅になったw
完
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