※九份の高台より、眺めが良く風が心地よい場所だった
フィリピンからの帰りが台湾経由であり
便が翌日ということで半日ほどあったので
台湾の九份を訪ねてみた
九份は宮崎ジブリアニメの「千と千尋の神隠し」のモデルの一つになった街という事で人気がある
桃園国際空港を降りて高鐵桃園駅へ
駅へはシャトルバスがでている15台湾ドル
10分程度で到着する
到着すると台北行きの新幹線がちょうど出てしまうタイミングの悪さ
次の便は20分後で思わぬタイムロスをしてしまった
券売機でチケットを購入
クレジットカードも使えるようだがなぜだか失敗
手持ちは1000台湾ドル札しかなかったので札で購入 155ドル
まさかのお釣りが全て50ドルコインで来たので一挙に財布はパンパンのずっしりに
新幹線は日本と同じ
軽快な速度で静かであり快適だった
15分で台北に到着
台北からは電車を乗り換えて九份の最寄の瑞芳駅まで
指定席で59ドル、40分程度で到着
駅を降りると九份行きのバス停に大勢の人達が列を作って待っていたが
九份行きのバスが続けざまに3台も連なってやってきたので心配はいらないようだ
※バスの車窓、斜めに傾いた窓から傾斜の角度を想像していただきたい
山間の曲がりくねった細い道を大型バスが登っていく
下りのバスとのすれ違いで車間が詰まると
おー と乗客の驚きの声があがった
段々と標高も上がり湾が見渡せるようになってきてすぐに到着
所要時間は20分程度
※雨が多いらしいが、雨でも散策しやすい観光地だと思う
九份の入り口は屋根付きの細い路地で
すでに多くの人で溢れていた
台湾料理はおいしいので食べ歩きを期待していたのだが
かき氷やお菓子、和菓子なんてものが多くて
フランクフルトや臭豆腐、エリンギのようなキノコの炒めくらいしかない
まだ闇夜に花咲く前の提灯が延々と続く道を
そのままずっと歩き続けると
海岸が見渡せる場所まで出た
とくに見所のある景色ではないが
九份がかなりの斜面にあって
本来はこのように栄える場所ではないはずというのがわかる
すでに人気はないが歩き続けると
頌徳公園という小さな公園があったが
残念ながら改修か何かで入ることは出来なかった
引き返すと先ほどの傾斜の壁に
金を掘り起こしている男たちを描いた大きなモニュメントがある事に気が付いた
次に九份の中でもひときわ高い位置に建立された寺院へ向かった
割と新しく感じたのだが
それでも艶やかな色使いと
細やかな装飾は見応えがある
そこから坂を下って直進すると
今や九份で一番の人気の場所と言って良い「千と千尋の神隠し」に影響を与えた景観があった
いままで作品に影響を与えたと諸説ある場所に何カ所か行ったが
一番頷ける場所といえるだろう
まだ空は明るいので是非夜の光景も見て帰りたい
海が見渡せて風が心地よい場所で
沈みゆく夕日を見ながら夜を待った
まだ空は建物の輪郭を映し出す程度にほの暗く青白く
でもあちこちにぶら下がった提灯がほのかに灯っているのがわかる
映画の中で闇夜が濃くなるほどに
神々の姿が色濃く鮮明になっていった描写と同じく
空が暗くなり建物の輪郭がぼやけるにつれ
提灯の輝きは増していきあたりを照らす
この一時の徐々に確かに刻々と変わっていく美しい風景はかなり見応えがあり必見だが
昼間に次々に押し寄せた人波を考えると
見ずして帰る人も多いようで驚く
※宵闇になりまた違った妖艶さを放つ街並み、小さいが中央に有名な面が2つ
近くで食事をすませて街に戻ると
なんとなくその理由もわかった気がした
というのも
先程まで人でごった返していた通りは
ほとんどシャッターが降りて人気がほとんどない
提灯だけが寂しく光っていたからだ
九份入り口近くのバス停にはまだ多くの人が待っていたので安心したが
バスの本数も少なくなるようだ
多くの日本人観光客が居て
台北行きのバスを求めていた
バスの方が便利なのかもしれないが
時間が読めないので来た道を帰る事にした
瑞芳駅で電車が6分遅れで到着したがほぼ予定通り台北市内に着いた
桃園空港行きのバスを待つ間
ぶらぶらして屋台で食べたりして時間をつぶした
空港では蚊の攻撃にはあったものの
結構快適に一夜を凌ぐ事ができた
トランジットのわずかな時間でしたが
良い旅でした
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