上海から日帰り可能な世界遺産
抗州(ハンジョウ)の西湖に行ってきた
朝6時半にホテルを出て
上海虹桥駅に着いたのは7時過ぎだったが
既に切符売り場の窓口には長い列ができていた
やっと自分の番になってチケットを購入
9時発のものでしかも座席がないようだ
ちなみにチケット購入にはパスポートが必要なので注意
駅構内は空港を思わせる広さ
このあたりは流石であるが
たばこの煙なのか大気汚染かなんなのか
室内ですら霞んでいるのに驚く
新幹線で杭州まで77.5元、約50分
都会である
まずは高鐵すぐの地下鉄で一駅だけ進み、そこから徒歩20分程度にある老街へ
これから西湖で体力も使うだろうから
老街に到着するや否や早速食事をとることにした
歴史ある街の名物料理を探す
豚の角煮を甘辛く煮込んだ東坡燜肉(ドンポーロウ)
蓮4の葉っぱで鳥をまるごと包んで蒸し焼きにした叫化鶏(コジキドリ)
鳥インフルエンザがTVを賑わし始めた頃だが
そんなの関係ねー(古)
味にはどちらも大満足、特にトンポーロは唸るほど美味しく、もっと食べておくべきだった
どちらも代表料理なので立ち寄った際には食してもらいたい
※老街の中でも中世文化が入り込んだ町並み
その後は
老街をじっくりと堪能
古き良き中国の町並みを色濃く残している、本当に素晴らしい
今では豊かになった中国人も訪れるため観光客でごった返している
人の往来が少々気になるものの素晴らしい歴史遺産であることは疑いようもない
特に漢方の店などは、建物の趣や並べられた漢方薬、その香りが醸し出す雰囲気などタイムスリップしたかのような気分を味わえるだろう
その後は西湖へ
レンタサイクルショップもあるが、1時間10元もする
高くないのだがじゃあもう歩いて観光しようということに
反時計回りに湖を周り
途中で霊隠寺などを巡ることにした
湖の周りには腰をかけられる場所がたくさんあって
大勢の人が景色や会話をのんびり楽しんでいる
ところどころ人だかりがあって
弦楽器の演奏に合わせながらカラオケのようなものが催されていて
賑わっていた
湖は1周約12kmで
電動カー、徒歩、自転車、バス
様々なスタイルで周れるようだ
とにかく時計の喧騒からは離れられるものの
人の喧騒からは離れられない、それくらい多くの人が訪れている
そうやって景色を堪能しながら
時折休憩を取りながら霊隠寺についた
まず寺があるエリアに入るのにチケットが必要なようだ 15元
これで有名な霊隠飛来峰造像(飛来峰の岩に掘られた仏像郡、布袋?様)が見られる
※布袋様に似た菩薩様は遠すぎてうまく撮れず、これは別の部分
岩に掘られた仏像達は思ったよりも小さいものが多かったが
表情も豊かで、何よりどうやってあんなところに、あれだけの数を掘ったのか
感心してしまう程であった
やはりこの場所の象徴とも言える布袋様に似た菩薩は
造形も美しく彫りも繊細で非常に素晴らしい
いくつかの仏閣があるようだが目的の霊隠寺へ
入場料30元
ここはまあ広くて幾つも建物があり
数々の仏像、大仏、観音と見所満載
寺内が撮影禁止のため写真に収めることはできないが
その造形の細やかさと規模に圧倒される
様々なアジアの国々で仏教に縁のある遺産を見たが
やはり日本は中国からの文化の伝来が色濃く反映されていると感じた
しかし日本の一般的な仏教遺産は他の国々にはあまり見かけない
静の美しさを持ち合わせているのだと気づかされるのだった
少々高い入場料だが是非訪れたい場所である
その後は170m程度の岩山である飛来峰を登りきるが
とくに景色が良いというわけではなかった
それでもいわゆるパワースポットなのか、多くの人がただそこにいた
ここで時間を費やしすぎてしまった
既に帰りの高鐵のチケットは購入済みである
体験も兼ねてバスに少しだけ乗ってみることにした
3元の前払い、お釣りは出ない可能性が高いので注意
ルートさえ分かっていれば難しいものでもない
湖がみえはじめたので下車して
意味もなく歩いた
歩いて歩いて、どれくらい歩いただろうか
景色で有名な雷峰塔が見え始めた、登りたい…。時間がない…。
今回は諦めて湖沿いを歩く
塔の西側、南側、東側をぐるりと周った頃には陽が随分と落ちてきた
静かに揺らめく湖面と、影のコントラストが美しいシルエットとなった
癒されに多くの人が訪れるのも頷ける
※遠くには雷峯塔が、シルエットが美しくなってきました
夕日が地平線に近づき空を焼く頃にはどんなに綺麗だろう
その日の天候は好条件が整っているように感じた
しかし、時間がない…。行かなければならない
チケットは買ってある上海で同僚と約束があるからだ
こんなにも後ろ髪を引かれながら観光地を後にするのも珍しい
走って駅まで向かい滑り込み乗車、50分後に上海到着
それでも待ち合わせ場所まで間に合うか…。
長蛇の列を経てタクシーに乗車、スリルドライブ
この運転手上手すぎる、頼んでもいないのにぐんぐん抜き去る
縫うように進んで決して抜かれない、しかも英語も話せる
多分彼じゃなきゃ間に合ってない、あまりにすごかったのでたった10元だがチップを渡す
こうした努力と幸運の積み重ねで、時間通りに到着した
さて同僚とどこへ行こうか…。
同僚は1時間遅れてきた…。
チップ含めて120元払ったんだけど…。
上海タワーに登ろうと思ったが既に閉まっていたり
何故か日系ラーメン店で食事したり
日系スーパー銭湯に行ったりと
上海まったく関係ない夜だったがある意味面白い温度差がでて
これも含めて旅ですなw
最高の旅となりました。
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