※アナケナビーチ、モアイに見守られながらの海水浴は最高だった
夜に飛行機で発ち、イースター島到着は朝
いつもは船がホテルがわりであるが
このオーバーランドツアーでは
陸のホテルでしかも豪華だった
しかし、まるでそのしわ寄せのように、
最後は飛行機までもがホテルになった
71回クルーズの目玉のひとつであるイースター島に
宿泊できる事もこのオーバーランドの魅力だった
それを考えれば、飛行機で夜を明かすくらいなんでもない
飛行機が着陸すると
土砂降りの雨が降っている
赤土は叩きつける雨の勢いで舞い上がり
風も強く、黒い雲が勢い良く流れていた
バス待ちの最中も、同じ便で降り立った観光客達が
強い雨に足止めされていた
バスに乗り込みホテルへ向かう
するとバスを降りる頃には晴れ間が覗き
あちらこちらがキラキラと輝いてそれは美しかった
快晴男の上陸に
嵐も立ち退かざるを得なかったのだろう
チェックインを済ますと自由行動の時間
以前からゼブラとバイクをレンタルして観光することを計画していたが
それに共感した数人のメンバーが加わった
ゼブラ、キューピーちゃん、リアル佐藤ちゃん、ファンファンちゃん
それにしてもまともなあだ名がいないなw
※ホテルやレンタルショップ、ショップ、警察署などのある通り
ホテルの近くのレンタルショップへ
すると少し様子がおかしい
今日はクリスマス、もうそろそろ店を閉めるから
借りるなら早くしろといった感じだ
おまけにバイクはほとんどレンタル済みだし
国際免許証が無い人には貸せないと言われてしまった
日本の免許証を見せて粘り強く交渉すると
100ドルで2日間借りることができた
車を走らせて、まずはアナケナビーチというところへ向かった
イースター島は中心街以外は舗装されておらず
赤茶けた土ぼこりを舞い上げながら進む事になる
また道もほとんど分岐の無い道なので
迷うことも無くたどり着くことができた
背の高い椰子の木がたくさん生えていて
白くてさらさらの砂浜だった
海の色は濃い青で、いままで見た色で一番美しい
ビーチの脇の高台には
プカオを被ったモアイが数体並んでいる
※アナケナビーチ横のモアイ達、みなプカオを被るオシャレさんだ
そこでしばしの海水浴を楽しんだ
潮力もそこそこあったので、波に乗って遊べた
2ドル程度払えば、ペットボトルに水がもらえて
トイレのスペースで塩を落とすこともできる
日本の近海と違って、それほどネトネトとした感じは無いが
さっぱり出来たのは嬉しかった
海水浴に最高のロケーション
さすがイースター島だと感心したが
このビーチが特別であったと後ほどわかる
ビーチを後にしてアフトンガリキへ向けて車を走らせる
途中に眺めの良い場所を見つけたので車を停める
※海岸沿い、黒いごつごつとした岩が主で、ウニなどの格好の隠れ場だった
先ほどの美しいビーチとは対照的に
黒いごつごつとした岩肌がダイナミックな海岸だった、火山活動で出来たとされるこの島の、通常の海岸の姿だ
溶岩の黒、赤茶けた大地、海の濃い青
透き通った空の青、白い雲
草花の緑、草原を駆ける馬
それらが見渡す限り続いていて、お互いの景観を引き立て合いながら、決して邪魔しない
今までにこれほど自然で美しい景色など見たことはなかった
※広大な台地、馬が自由に駆け回る、ゼルダの伝説「時のオカリナ」を思わせた
誰かが海岸沿いでウニを拾った
とても美味だった
※天然塩でそのまま頂いた、美味ここを離れるのは惜しいようで惜しくない
すばらしい景色はどこまでも続いていたからだ
待望のアフトンガリキに到着
モアイが15体並んで鎮座していた
アフとはモアイの台座となる祭壇の事で
イースター島で一番大きなアフであることからこの名がついたのだろう
確かに不思議な人工物であるが、木々や草花と同じように、まるで違和感なく景色にとけ込んでいる
いつから人の造るものは自然に相容れなくなったのだろう
日本のような先進国家に住んでいると
不自然なものに囲まれる事が自然になってしまう
モアイはただ年月で風化して、自然に同化していったのもあるだろうが、それ以上のものを感じた
それにしても何故こうも同じ方向を向いていて、並んでいるのかわからない
それ自体はかなり不自然だ
ある程度お約束だろうが
モアイの前で一緒に並んで記念撮影
メンバーの一人がこの時の写真をカメラのキタムラのフォトコンテストに応募したらしく
見事入選していた
貸し切りのアフトンガリキを堪能した後は
陽も暮れ始めたので
街の中心に戻る
※のどかな馬達、時に馬の大群が道を塞いでしまうことすらある
このあたりはサッカー場があったり
広々とした公園があったり
自然豊かではあるが人の生活の気配がした
遠くになつかしのオセアニック号が停泊している
その脇を夕日が沈んでいく
目のあるモアイ(後で知ったがレプリカだったw)に夕日があたり幻想的だ
イースター島でモアイ(レプリカ)を前に、夕日が沈む
貴重すぎる経験に高揚したのだろう
モアイ(レプリカ)を前にして、いつになくふざけたポーズまでしてしまった
クールの代名詞と呼ばれる俺が、ふざけたポーズまでした
そこまでさせたモアイ(レプリカ)の力は凄い
イースター島の青年に会う
まだ幼いのにも関わらず自然に鍛え上げられたしなやかな筋肉
前評判どおりの男前だった
言葉は全く通じなかったが
一緒にブランコに乗ったり、写真を撮ったりした
クールの代名詞と呼ばれる俺が、ブランコに乗ったのだ
童心に帰らせてくれたモアイ(レプリカ)には感謝したい
夜ホテルにて
クリスマス会が開催された
それぞれ持ち寄ったプレゼントを集めて
ランダムに配る
配る担当をしてくれたのは、船から離脱して
ガラパゴス→イースター島と女一人で旅したというヒラッチ
プレゼントは一人ずつ呼ばれ渡されていく
受け取ると一喜一憂、選んだ人間も名乗りをあげて
ありがとう♪どういたしまして♪
という微笑ましい光景が繰り広げられていた
※若者を中心にかなりの数が集まって、イースター島での特別なクリスマスを過ごした
まだ今のところ
自分が受け取る番にも、
差し出す番にもなっていない
微笑ましい光景は続いていた
まだ…。呼ばれない
そこそこの品だから、喜んでくれるはずだ
受け取った人の喜ぶ顔が目に浮かぶと
にやけてしまいそうになるが
クールの代名詞と呼ばれる俺は、いたってポーカーフェイス
まだ…。呼ばれない
…。
最後まで呼ばれなかったw
つまり、誰かの為に購入したプレゼントは
クールの代名詞と呼ばれる俺に送られることになった
ありがとう♪
どういたしまして♪
言う機会が無かった
クールだから別にいい
急遽参加したヒラッチにプレゼントする事にした
クールの代名詞と呼ばれる俺だから、クールな事をした
まあ、ペルーのナスカで買った
地上絵のトランプなので
行っていない人が受け取るほうが結果よかった
ごめんなさい
良い物買った事も、クールなのも
全て嘘です
↓クリックでランキングがあがります。 応援ありがとうございます。。
にほんブログ村