ピースボート71回の最後の寄港地であり
貴重な一泊可能な寄港地だ
かねてより野宿をする計画を仲間内で立てていた
治安対策もあってめずらしく何人かに声をかけておいたが
マチュピチュから帰ってみると
随分の人数になっていて驚いた。
アームさん、弟、H君、ジョー、ゼブラ
しーなちゃん、モカちゃん、18号
まずは
船を下りてすぐのマーケットで買い出し
南国のフルーツや雑貨などがあって
女の子は買い物に没頭していた
※マーケット、この日はほとんどの店が閉まっていたが、それでも楽しむことが出来た
一通り街を見て回ったが
少々生活感のあるリゾート地といった感じだった
いくつかの買い出しをすませて
目指すは離島モーレア島と言うことで、タクシーに乗ることに
離島へは最速の飛行機を利用する予定だったが、タクシーに事情を話すと
モーレア島への飛行機は飛ばなくなったとの事
街を歩く別の人にも同じ事を言われたので
上空から海を眺めたかったが、フェリーで行くことにした
※モーレア島へ!、左はオセアニック号(ピースボート)
運良く最終フェリーに乗ることが出来たが
危うく計画倒れになるところだった
実はフェリーでもモーレア島までは往復約32ドル、30分程度だ
フェリー乗り場には知る顔がずらり
皆外泊をする者達だ
オーバーランドを除いてツアーを一つも取っていないので
船に乗る他の見知る乗客を含めると
これだけの数で移動するのは初めてだ
あらゆるところで笑顔があふれていた
ほんとうならば人見知りの激しい俺は
こういった雰囲気は苦手だが
見納めというかなんというか
とても居心地の良いものに感じだ
青い海とそよぐ風がよりそう思わせたのもあるだろう
島に着くといくつかのバスが乗客を待っていた
特に時刻表はなく、乗客がいっぱいになったら出発するスタイルだ
目指すのはモーレア島でも人気のある、美しいサンセットが楽しめるというビーチだ
バス車内では現地の10歳前後の女の子達と交流をして楽しんだ
あまり英語が通じなかったが、それでもあの年齢で少しは通じるのだから日本とは随分違う
ぐねぐねとした道をバスは進む、行けども到着せず
結局サンセットはバスの中で迎えてしまったが
背の高い椰子の木から夕日が漏れて
美しいシルエットが印象的だった
バスを降りる頃にはすっかり夜の帳
ちょうど降りた先に電飾でデコレートされたレストランを発見
結構お客さんで賑わっていたが、滑り込みで入ることが出来た
大人数でいろいろな料理を食べることが出来て良い思い出になった
※味はまずまずだったかな、ビールやワインが飲めたのが嬉しい
運良く満足した食事が出来たので
今日の寝床探しだ
ともかく汐の音を便りにビーチを目指した
小さなビーチを発見
街灯もあって、その照らすわずかな光で確認できる魚影に、海の透明度の高さが想像できた。
空を見上げれば満天の星空
無計画だったが、雨が降らなかったのは運が良かっただけに過ぎない
根城をここに決めてシーツを敷き準備していると
警備員らしき男が近づいてきた
男が言うには、どうやらそこはホテルのプライベートビーチであるということ
一般が利用できるパブリックビーチはこの界隈にはないという事だった
狼狽する僕たちに、ホテルの小屋の横で野宿するといいと促してくれた
全てにおいて運が良かった
小屋の軒先に移動して
いろんな話をして、人狼をやって
ほんとうは薪を燃やして暖をとりながら
最後の寄港地の夜を締めくくりたかったのだが…。
やがて疲れて、近くの桟橋の上で、決して快適とは言えない睡眠をとる
こんな事ができるのも、仲間がいて
体力のある今のうちだけだろう
随分と寝付きが悪かったことを覚えている
満天の星空が美しすぎたからか、流れ星を数えていたからなのか
それもあるだろうが
結局は、この貴重な時間が過ぎるのに抵抗したかっただけなのかもしれない
↓クリックでランキングがあがります。 応援ありがとうございます。。
にほんブログ村