旅のススメ
海外はおろか国内旅行すらおぼつかなかった管理人が
地球一周の船旅を通し徐々に旅なれていく様子と旅からの学びを詰め込んだ冒険の書
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2010年11月の記事一覧


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※マルセイユのシンボル、ノートル・ダム・ド・ラ・ガルド寺院からの眺め

フランスの港町、世界3大スープに数えられるブイヤベース
ハムが美味しそうという勝手なイメージ
そんなイメージの国だった

弟は前日のモナコでずいぶんハードな旅をしたらしく
船で休むと言う
折角のフランスなのにもったいないと思うが
ほんとうに価値観はそれぞれだ

ということで一人旅に

ヨーロッパに入り、ピースボートの乗客たちも
自由行動にする人が多くなり
港のタクシー乗り場では長蛇の列となっていた

港には観光案内所があった
少し歩くがバス停があるらしく、そこから市内までいけるようだ

案内所でばったり出会った、船で仲良くしている女性グループと共に
バスで市内までを目指す事にした

ジュリエット通で降車してすぐに
大きな大聖堂が見えた

サント・マリー・マジョール大聖堂

縞模様が特徴的な、かなり大きくどっしりとした建物だった
残念ながら入ることは出来なかった

ここでグループと分かれて
細い路地が有名だというパニエ地区へ

※パニエ地区の一角、もっと細い路地も多い

ここはマルセイユでも最も古い街並みがあるという
古さと寂しい感じも漂う空間を満喫したが
少し薄暗いし、細い路地は人通りも少なくて
死角も多い犯罪が多そうな印象を受けた

必ず遠くても人が2人以上見える状態をキープしつつ進んだが
どうしても2人もいない状況になってしまった
危ないかもしれないので大きな通りに出ることに

通り沿いの教会に金色の聖母マリア像が迎えてくれた

そのままマルセイユの旧港に向かう

※旧港、どんよりした空模様でも絵になっていた

旧港には船が何台も停泊していて
通り沿いにはお洒落なカフェ
港を挟んで向こうにはマルセイユのシンボルの
ノートル・ダム・ド・ラ・ガルド寺院を見ることも出来て
どんより曇った空ではあるが
それはそれで絵画にでもなりそうな景色だった

港の前に観光列車型のバスがあり、おそらく観光地回るだろうと思い
乗ることに
海岸沿いを走る車窓からは何かのモニュメントや、
遠くにはイフ島を見ることが出来た

※なにかのモニュメント、万歳のような格好の像が、まわりに人がいるので観光地だろう

ノートル・ダム・ド・ラ・ガルド寺院到着
マルセイユの街が一望できる高台にあり
塔の上の金色の聖母マリア像が、まるで街を見守っているようだ

※上:寺院、下:観光列車型バス

縞模様の外壁は、最初にみた大聖堂と共通しているし
パニエ地区では金色のマリア像もあった
このあたりの教会の様式なのだろうか

そこで
マリア様の粋な計らいか!?
どんよりした曇り空が一転して青い空がのぞいた
だからアリア様ピッカピカに輝いていた

※寺院の塔の上には、キリストを抱いた金色のマリア像が街を見守る

マルセイユの街は屋根の色がオレンジ色で統一感があって
とても綺麗だった

※マルセイユの街並み

寺院に入る
天井画が美しく、内部の柱や壁も縞模様
寄贈された絵が壁に所狭しと飾ってあり
歴史と未だ続く厚い信仰を感じさせた

観光列車型のバスは往復セットになっているので
半券を見せて旧港へと帰った

そろそろ昼食でもしようと旧港周辺を歩いていたら
ピースボートの乗客のシニアの方達が
一緒にブイヤベースを食べようと声を掛けてきた

1人前70ユーロもするブイヤベースを
7人で4人前(1人40ユーロ)食べようという事のようだ

実際に量もとても多いのでこれでもお腹いっぱいできつかった

※最初の1品目はパンを浮かしたスープ、これは魚介の入った2品目となる

肝心の味は、魚のすり身がスープにとろみをつけていて
舌がざらついてすきっと飲みやすいものではなく
ふんだんに使われた魚介の出汁が上手く出ているとも言いがたく
魚の臭みも強いし、ちょっと俺の口には合わなかった。。

まあ何事も体験、本場で食事が出来て最高に嬉しかった
20ユーロのブイヤベースが美味しかったという人もいたので
マルセイユに行ったら是非挑戦してみて欲しい


その後は商業地区を散策
綺麗な店が立ち並んでいる

※露店も立ち並んでいた

※豪華な建造物も


小雨も降り始めて寒くなってきたので
スターバックスに入って暖を取っていた

そこで船の中でよさこいで活躍している
KHちゃんと会い、その後一緒に行動することに

外はすっかり暗くなり、小雨も降っていたが
電飾を纏った露店が何件かあり
そこでマルセイユ石鹸を買ったり
俺も少しだけ冬服を購入したりした

※雨が映えるマルセイユの夜

彼女がノートル・ダム・ド・ラ・ガルド寺院に行っていないというので
それはいけない、行こうという話しに
帰船リミットが迫るのでタクシーを使おうという事になったのだが
タクシーが捕まらない…。

どうやら帰船を開始し始めた人たちがいっせいにタクシーを拾い始めたからのようだ
結局タクシー乗り場で1時間近く待つ羽目になり
このまま帰船する事になった

ふもとまでは行けないが、
ライトアップされたマリア様に見送られる形で
マルセイユの旅は終わった

マルセイユ、美しい街でした
だけどあの寺院、近くで見せてあげたかったな



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posted by アキ at 2010/11/30 17:03
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※今までの寄港地と比べると異質すぎる

モナコ公国
世界最小級の国土であり、セレブのみが暮らすことを許可された国
ハリウッド女優として絶大な人気を誇ったグレースケリーが、公国に嫁いで公妃となるという
サクセスストーリー上のサクセスストーリー
そんなイメージの国

その特異な国に一度は行ってみたいと思いを馳せていた。



今回ピースボート71回の旅で、ピースボート史上も初寄港、自身も初入国となった。
世界でも2番目に小さな国とあって、自由気ままにA-Bikeで走破するべく一人で旅することになりました。

港に着くと早くも異様な光景と出会う
港を中心とした町並みであり、狭い国土に追い討ちをかけるように山に囲まれている。


その山に斜面に、段々と道やビルがあり、港側から見渡す町並みは、まるでオーケストラの舞台のようである。


船から降りると、一生手が届きそうにない豪華なクルーザーが何台も停泊していて、セレブの町を象徴しているようだった。

※国土の狭さゆえか、斜面に街は開けている

しばらく港沿いをA-Bikeで軽快に走ったが、すぐに坂に差し掛かった。

急な坂では漕ぐのが困難であるため、降りて担ぐことも。


町並みはヨーロッパ風のビルで美しく、綺麗に清掃されていて良いが、坂道や階段がとても多い、それがならではの異彩を放ってはいる。


自転車を担ぎ上へ上へと目指した。


すると…。
道中に優雅に歩く、やたらと毛づやの良い猫に遭遇した。

※この国では猫すらセレブか

目が合うと少し立ち止まり怪訝そうな顔をして足を止め

ワタシを避けていきなさい

と言わんばかりに立ちはだかり毛繕いを始めた


ああどうせあなたよりは貧乏ですよと、脇を通して頂きました。



しばらく進むと小学校があり子供たちの声が聞こえ始めた。

すると下校途中か、四人組の子供たちに遭った。


A-Bikeに興味があるらしく、なにやらクスクスと笑っている。


彼らのうちの一人が英語で話しかけてきた。

どこで買ったのか、いくらなのか聞いてきて、答える度にクスクスと笑っている。


どの子もみな純粋そうな目をしていたが、どこか落ち着きすぎている感じで
スリランカとは大きく違う反応に驚いた。

彼らは、どうやら一人を除き英語は話せないようだ。


一人乗せてあげたりとコミュニケーションを楽しんだ後、道を聞いて彼らと別れた。

※オレンジ色で統一された屋根が美しい

さらに上へ上へと目指した。


徐々に家もまばらに、道も細く急斜面となって来た
ちょっと熊でもでそうな雰囲気で怖かった

途中やたらと長い道を進んでいったら
でかいお屋敷に着いてしまい

来た道がすでに敷地内だったと知る
世界の違いを感じるけど

門を閉めておいて欲しいなw

※モナコの中心街を一望できた、オセアニック号も見える

GPSで確認したところ、モナコの北側を越えてフランスに入ったらしい
なんか満足

そろそろ下り、今度は西側の国境を目指す事に

坂道をA-Bikeで下る
時折スピードが出すぎてブレーキを思い切りかけても減速しなくなる

飛び降り、飛び乗りの繰り返しで坂を下りました。


西側の国境到着、この道を進むとニースに行けるようですが
今回はモナコを走破すると決めていたので
無駄に国境を越えたのをGPSで確認すると
すぐに引き返しました。

そこには美しい地中海の藍が広がっていました。

※海はとても美しかった

海岸沿いでピースボートのジャガと会った
歩いてここまで来るとはなかなかだな


暫く波の音を聞きながらのんびりしました。

モナコの宮殿を見るために高台を目指しますが
道中にサーカスのテントのような怪しげな建物を発見

ただでチケットを配っていたので貰い入ろうと

「自転車はダメだ」


そりゃそうだよね
A-Bikeを素早く畳み、用意周到に持っていたキャリングケースに仕舞うと

肩をすくめながら、まいったよ!といった表情で
どうぞ!

となりました、この光景はバルセロナの地下鉄でも経験しましたw


中は物産展のようで
チーズハムソーセージワインオリーブオイル
などの店がひしめき合い味を競い合っていました

試食もさせてもらえるので
たっぷりと堪能させてもらいました。

※いろんな種類のチーズを食べることが出来た、最高!

※いろんな種類のソーセージを食べることが出来た、最高!

※いろんな種類のハムを食べることが出来た、最高!

うん
間違いなくいままでの

人生で一番美味いチーズ
人生で一番美味いハム
人生で一番美味いベーコン
人生で一番美味いオリーブオイル

でした、ワインくらいです味がわからなかったのは

おそらく会場で一番貧乏でしょうが
ただの試食屋になるのも嫌なので

一番安かった
親指をちょっと太くしたほどのベーコンを
8.5ユーロで買いました 高い


気をあらため宮殿を目指す
高台なのでまた登りが続いた

※道路から下を除くと崖、という光景は決してめずらしくない

エレベーターもあるのかもしれないが、ストロークの長い
階段を随分あがった

高台には砲台のレプリカが設置されていたり
衛兵がいたりとしたが、ちょっととりあえず感も否めなかった

石畳の路地は細く雰囲気があった
途中の雑貨屋のディスプレイには
若かりし頃のグレースケリーの写真が飾ってあった


次はグランカジノに向かう
世界最高級のカジノなのだろうから内部を見学したかったが
ドレスコードがあるのと、パスポートを所持していなかったので諦めた

※カジノをしたり見学したい人は、ドレスコードとパスポートをお忘れなく

グランコート近くのレストランで食事をとる
30ユーロで味は良かったのだが、量が少ない…。
ピースボート71回での旅の中では最も高く、上品な味となった

レストラン近くのデパートを散策
高級感が漂う


周辺の教会などを回りながら
今度は東側の国境を越えようと東へ向かう

東に行けば行くほど
何も無くなるw


国境に到着
GPSで確認すると、モナコ側のホテルの壁沿いが国境だった

帰船リミットも迫ってきたので
港に進みつつ散策

小さな美術館や日本庭園を見学

光に吸い寄せられるように進むと
ライトアップされたグランカジノに行き着いた

その近くで
モナコグランプリで有名なヘアピンカーブを見学し


港付近へ帰還
ちょっと時間もあったので
レストラン街をぶらぶらして船に戻った

あたりはすっかり夜景に
モナコの夜景は美しかった





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posted by アキ at 2010/11/29 17:23
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※朝日は紫色に輝いた

チュニジアの2日目
朝目覚めると綺麗な朝日に出会った
朝晩はかなり冷え込むようで肌寒く感じる


眠気眼をこすりながらも限られた時間楽しむべく
ハマメットを目指す

歩いていける距離ではないが
とりあえずハマメットと書かれた看板を見つけたので
その方角に歩き出す。


途中でカフェを見つけたので
朝食をとることに

ふわふわの生地に包まれたシーチキンで
安くてオイリーで良かった


店を出るとタクシーの運転手が話しかけてくる

ハマメットシティブサイドカルタゴ遺跡チュニス

と移動して一人14ユーロだったので
悪くない話だと思い乗ることに


ハマメット到着
生憎の曇り空にも関わらず海は綺麗

※海岸側から見た旧市街

旧市街は白と青のコントラストが美しく
こじんまりとしているし路地は狭いし
でもそれが異世界を旅していると興奮させた

※ハマメット旧市街、壁も大事な商品陳列スペースだ

店では狭さゆえに商品が所狭しと工夫して置かれているのが印象的だった


他にも見所はあるのだろうが、足早にハマメットを後にして
チュニジアンブルーと称される程美しいという
シティブサイドを目指す

※ハマメット旧市街をあとにする

道中にどうして白と青なのかを運転手に尋ねたところ
運転手も聞いた話だと前置きした上で

白は幸福を呼び込む色
を防ぐ色

なのだそうだ
ちょっと驚く

香港でお世話になったS君も個人旅行でチュニジアに行き
この説を聞いたそうだ


シティブサイドに向かう途中
広大な敷地と、衛兵が守りを固める場所があった

大統領官邸

タクシーの男はそう告げると
絶対に撮影しないで欲しい警告した
大変な事になると


シティブサイド到着
たしかに何処を見ても絵になる美しい町だ

坂に作られた町だ
空もいつしか晴れていて
地上と空の両方で青と白のコントラストが競演していた

※チュニジアンブルーが美しい、坂道の街

あのを…。w

※空の青も美しかった、カメラは外してあるが観光客も多い

さすが屈指の観光地だけあって
土産物屋が軒を連ねている

アームさんはここでかなりの値切りに成功したようだ
言い値で買っては絶対にいけない


人気のない路地を少し散策したりと楽しんだ

※裏路地は壁の白も煤けているが、それが逆に良かった

次に高校の歴史で習うという
カルタゴ遺跡 に向かう

カルタゴ遺跡はとても広大なようで、全て見て回る時間はない
とりあえずタクシー運転手のオススメの場所に入った

※カルタゴ遺跡の壁画、5m近くの高さはあったと思う

綺麗な形で残っている遺跡ではないが
それが滅びたのだと言う事を感じさせる

柱があったであろう痕跡が随所にあり
屋根を失って壁だけになったところも存在する


※カルタゴ遺跡跡、もとの姿の想像もつかない程に朽ちている

となりの美術館も足早に駆け抜けたが
ローマ文化の痕跡と思われる出土品が綺麗に保存されていて良かった

おなかも空いてきたので
チュニスに戻る道中で食事をする事に

店はお洒落な雰囲気のレストランで
ピースボートのツアーの面々も利用していた
おそらくそんなに悪くないレストランなのだろう

メニューを見てもまったく想像がつかない
とにかく俺は肉料理を注文した。

ここで事件が2つ発生した
一つはアームさんが頼んだ肉料理を弟が食べてしまった
途中まで誰も気付かない、だって料理がわからないから
弟はクスクスを頼んでしまっていたようだが、アームさんの元にそれは運ばれた

そのせいで
アームさん2日に渡ってクスクスを鱈腹食べる羽目になったw

もう一つは巻きのH君が注文した魚料理
やたらと安いとは思っていたのだが
どうやら100gの値段だったらしい

一番安くてお値打ちと食べながら彼は自慢げだったが
一番高い値段を払う羽目になったw

ともあれ料理は美味しい店だったので
各自堪能した

とくに俺はラム肉が大好物なので
チュニジアではほんとうに堪能できた


チュニスのメディナに向かう!

道中に面白い景色、通る道の両脇が水辺になっている
右は地中海、左は池(淡水)とのことで
当然捕れる魚も違うとの事

メディナ地区に到着

※チュニス旧市街内のモスクの塔

前日とは打って変わって、人ごみ人ごみ人ごみ
狭い路地では満員電車以上の混みようで
歩くことも儘ならない

服・食べ物・金銀装飾品なんでもありの商業地区だった
迷路のように入り組んだ場所の為、迷子になっているピースボートの人もいたくらいだ

旧市街の外に出てみると
高い塀に囲まれているのがわかった
ハマメットでもそうだったし、これがかつてのメディナを守る街のスタイルだったのかもしれない

それから中央市場に行ったのだが既に閉まっていた
スーパーに立ち寄り買い物をする事にしたのだが、現地通貨しか使えないとの事であきらめて
最期の食事をしてから帰ることにした

レストランに入る
ここでもラム肉パスタを食す、美味い


チュニスの駅を発見し船まで電車で帰ることに
とっても安い値段で帰ることが出来た

やはりタクシー運転手の

「このあたりに駅はない」

は、あてにしてはいけないねw


チュニジア旅行
とても濃い内容になりました。 

次はモナコに寄港

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posted by アキ at 2010/11/27 23:23
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世間知らずの俺は、今までサッカーでしか聞いたことがない名前だった国
チュニジア

という話を船の仲間にしたら…。

「高校の歴史で習いますよ!」 と一蹴されました(汗


ピースボート71回の旅では2度目となる1泊可能な旅です。
もちろん外泊するしかない!


港に着いたときには既に夕方だった

船で仲良くしている女性グループ
外泊を決意している、H君アームさんタップ君
総勢10名で出発し、食後に外泊組みは離脱する事にした。

チュニス港には両替所や店が立ち並び
ここが観光船が訪れる港であることもわかった

※現地通貨

外食をしようと何百人もの乗客が両替所に詰め寄るので大混雑
チュニジアはディナールという現地通貨があるが
ユーロも広く流通しているので

無くてもやっていけるような
でもあると心強いような

ってもどかしい感じだった(結局少しだけ変えた)


港を出てすぐのところに鉄道があると聞いたのだが見つからず
警備員のような人に聞いても

「このあたりには無い」

といわれる始末

時間が惜しいのでタクシーにて街まで出ることに
ぼったくり価格には違いないだろうが、タクシー運転手も肩を竦めるほどに値切ったので
まあ良くやったほうではないだろうか

※美しく綺麗な街で、人々で賑わっていた

チュニス市街に到着した頃にはすっかり夜だった
灯る電灯は白熱灯なのか、どこと無くヨーロッパ風の建物が
オレンジに反射して綺麗だった

※明るく人も多いので治安も問題ない

テラスを構えたレストランで食事することに
チュニジア料理を堪能
クスクスという米粒状のパスタを食べたが
ちょっと口に合わないし、量が多かった

そのあと旧市街へ
道中に大きなフランスゴシック風の教会や国立劇場があって
なかなか良かった

※フランスのノートルダム大聖堂を思わせる

旧市街の入り口に来たが、中は真っ暗で
どう考えても犯罪に巻き込まれそうな雰囲気がプンプンだったので
引き返してお酒が飲める所を探すことに

※路面電車が結構な速度で行きかう、急停車できない分車以上に注意したい

何軒が巡ったがどこも

ノンアルコールビールならある

との事、どうやらここチュニジアでは
お酒を出せるレストランは限られている様子

なんとか見つけたホテル併設のレストランで
セルティアビールという一番一般的なビールを飲む
外は土砂降り

※一般的なビール、飲みやすい味だった

イチジクのお酒もあったのだが、こちらは度数が高くてちょっときつかった

ともあれ、チュニジアのお酒が飲めて満足

雨が小降りになってから
ここで女性グループとは分かれる事に

駅を目指す


GPSが指す方向に従い進んでいるが
駅らしきものは見当たらない、近づく終電

男に聞くと、

「既に電車は行ってしまったよ、タクシーで行くしかない」

食い下がると
あきらめたのか少し先の建物を指差す男
目立たないがのようだ

そして男はタクシー運転手だったw

旅は自分が欲しい情報を必ず与えてもらえるとは限らないなと改めて痛感

とりあえず次の日の目的地のハマメットに一番近い駅まで行くことにして
急いでチケットを購入たら、わずかだがお釣りが出ない
乗り遅れては元も子もないので気にせずに
急いで電車に飛び乗る

と、電車が動き出してから
駅員さんがわざわざ硬貨を持ってきてくれた

親切だけどなんでだろ???w




しばらく電車に乗り、駅に着くと

そこはタクシーさえもいない、人もいない
見事な暗闇だった


なんとか見つけた空いている店で
3キロ先ホテルがあると聞いたので
歩いて向かうことに


暗闇の道をテクテク歩く5人

頭にはスタンドバイミーがエンドレスで流れていた


ホテルを見つけるも
英語が一切通じず…。 断念


2件目のホテルでやっと部屋を確保できた。。
1泊11ユーロでそこそこ悪くないホテルだったのでよかった

※日本円で当時1300円なのだから安い、とても小さなバルコニー付

水道水はすこし塩分が混じっているのか、とても不味かったけど



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posted by アキ at 2010/11/26 22:23
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海の時化ストライキによりギリシャに入港できないというショッキングな出来事から2日後
イタリアに到着

イタリアは以前にローマ・フィレンツェ・ナポリ と有名な場所を旅したことがあったが
なんといってもスペインとイタリアで世界遺産の40%も占めるというのだから、まだまだ魅力に尽きない国だ

他に行きたいイタリアといわれれば、ピサやサンマルクやヴェネツィアやミラノが思い浮かぶが
今回はゴットファーザーでお馴染みのシチリア島であり、ある意味でノーマークの場所だった

今回はGETのクラスメートと供に回ることになった、男2人、女性6人

※鉄道高架下より、車の長い車列が見える

この港町を中心に栄えたこの街は、港を出てすぐに街とつながっているらしい。
港内をぶらぶらした後に街に出ると、人と車でごった返していた。
近代的な営みではあるが古い港街の風情ある景色にやはりイタリアは美しく見所が多いと感心した、今は目的無くただ行ったことのある国を増やしたいだけだが、何時の日かまたゆるりとイタリアの他の地にも足を運びたいと思わせた。

※美しい町並みに相反して、路面駐車が多いのはイタリアの特徴か?

※町並みと信号という好きな構図

最初にヨーロッパ最大の活火山、エトナ火山を見渡せるという丘
ベッリーニ公園に向かうことになった、道中の街はやはりなかなかこじんまりと古風で雑貨屋や食料品売場がぽつぽつとある
ハムやチーズを売っているとある店では、軒先にソーセージをぶら下げいて目を引いた。

※日本ではなじみのない光景、イタリアというだけでソーセージが美味そうに見えるから不思議だ

港付近の町並みは歩道が狭くて、一人か二人歩ければいいところだ、おまけに路上駐車も多い

目的地までそこそこの距離だが、そこを起点にするといろいろと回れそうだ、30分くらいでそこには着いた。

丘を登る公園の前にスイーツと軽食の店を発見し入ることに
名物はコロッケのようなフライの中にトマト煮込みのご飯が入っているというものだったが、それほど空腹でもないので
スイーツのみ注文、なんとも食べにくいものだったがこの旅で一番美味いスイーツとなった。

※スイーツも美味しいイタリア、是非食したい

ひとときの休憩を終えて、丘を登ることに、途中ブレイクダンスをしている若者や、一様に同じジャージを着た大人数の女子学生達に出会った。

東洋人が珍しいのか女子学生が集まってきて話しかけてきた、英語で話してみたが英語は話せないという、ヨーロッパ人は英語が堪能なイメージを持っていたが、イタリアといえどここは地中海に浮かぶ田舎島、あまり英語に教育熱心でないのかもしれない。

引き続きなかなか自然もあって綺麗な園内を頂上に向かって歩く、

途中のフラワーガーデンでは花時計があり日付と時を刻んでいた、毎日誰かが手入れをしているのだろうと思うと、毎日の仕事に頭が下がる。


頂上は開けた公園になっていて東屋のような建物もある。

ベンチに腰掛けた絵になるおじさんを発見、立派な髭をたくわえてベレー帽を被った黒人さんだ。
同行した女の子の一人と一緒に恐る恐る話しかける、とても気さくに話してくれた彼はモーリシャス出身だという。

思えばイタリア・ローマでもモーリシャス出身のチャンドラという気さくな紳士に会ったのを思い出す。


火山を見ようと四方を見渡すも
残念ながら曇りで火山は見えなかった、近くの市場を目指す。

趣のある教会の真横に隣接する市場はとても賑わっていた。
魚・野菜・果物・宝石・服・おもちゃ・裁縫道具に至るまで様々な物が売っている。

※地中海の幸、この店以外にも何件か魚屋が開いている

※このあたりは野菜とフルーツ売り場が広がる、先には布・雑貨・服とおおよそ種類別に集まっているようだ

物売りの屋台は広場を埋め尽くして、道なりの路地の両端にも連なっている、そこを物を物色しながら抜けるとまたも広場に、兵隊の銅像が出迎えてくれた、物売りは此処では許されていないらしい

人の往来も多い、ふと見ると、2人組の女性が何かイヤリングのような物を落としたので拾い上げて後を追い届けた。
振り返った二人は共に息を飲むほどの美女だった。
この世界一周旅行で出会ったもっとも美しい女性達だった。
もちろんなど無くw
ひとときの笑みに癒されながらの旅の再開となった。


一行は次の目的地、そこから歩いて少しの旧市街へと

お腹も空いたので食事をとることに、路地裏のなかなか洒落たイタリア料理店に入った、人数が多いのでシェア、やはりイタリア料理は格別だ。

食後は旧市街を散策、広々と大胆に取られた区画に、当時の権力者の力を感じる。
そしてここでも劇場を発見、といっても相当古いものらしく風化が著しい
四方を通りと鉄柵に囲まれていて、それは目下に在った
不思議な光景に感激した。


※劇場、とりわけ古いもののようで風化もはげしい

それからしばらく歩くと、旧市街の中でも一際大胆で広々とした広場に到着
ドゥオーモ(大聖堂)や噴水など目を引く美しい建築物も多い

※美しいドゥオーモ(大聖堂)

途中立ち寄ったジェラートに舌鼓を打ちながら歩く、このあたりは流石に観光客を多く見かける。

旧市街を抜け、観光客も見えなくなる細い道を進み、ウルシーノ城を目指す。

※旧市街の広場と路地の間に美しい噴水を発見

その道は朝には一際賑やかな魚市場になるらしいが、正午をすぎたこの時には人気すらなくガランとしていたが
微かに残る魚の生臭い残り香が、そこに確かに魚市場があったと物語っていた。

その通りを抜け城に、スーパーマリオのクッパ城のような様相のその城は、シンプル故なのか風化も感じさせず、どっしりと当時のたたずまいのままのような気さえしてくる、観光客も全くいないし穴場であった。

※ウルシーノ城、こういったタイプの城はクッパ城を思い出さずにはいられない

ここで引き返し、誰でも船に帰られるであろうところまで散策しながら引き返して、解散しそれぞれの時間となった。
一人になってから急に冒険心がわき出す、人通りの少ないほう少ないほうへと歩みを進めた、
裏路地、豪華な噴水、駅に展示された古い車両、劇場のような立派な建物など
次々に面白いものを発見した。

日も落ちてきた頃、とある裏路地で、ビルとビルとを渡したロープに吊された洗濯物達とその影が作るシルエットに出会った。

※このシルエットに見入ってしまった

歴史など皆無だが、その光景と生活感にしばし心を奪われてしまい、日が沈む様子を見守っていた。


しかし突然の事、あたりに人気はないが

パシン

パシン

パシン

と鋭い音、まるで

 鞭で路面を叩きながら歩いているような音

が聞こえてきた。
ビルに囲まれたその場所で反響しながら近づいてくるのが解る…。


正体は…。








 鞭で路面を叩きながら練り歩く少年だったw

まんまだw

危ない武器なので距離を取ろうと思い立ち去らねばならず残念だった。
少し時間もあまったので、カフェに入りエスプレッソを注文
あの香りを思い出すと、またイタリアに行きたくなる

※思い出すとイタリアが恋しくなる1杯

気ままではなかったが、いくつもの出来事が忘れられない旅を演出してくれるという、面白い旅であった。


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posted by アキ at 2010/11/25 10:03
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プロフィール
ニックネーム:アキ
誕生日:3月12日
性別:男
自己紹介:
英会話教室に10ヶ月通った後いきなりの飛行機での世界一周、その後たった1週間後にピースボート71回に乗船という、1年以内で違う方法で世界二周するという貴重な経験を。
旅は徐々にバックパッカー風になるも、片手にはモバイルを欠かさない。

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