旅のススメ
海外はおろか国内旅行すらおぼつかなかった管理人が
地球一周の船旅を通し徐々に旅なれていく様子と旅からの学びを詰め込んだ冒険の書
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2010年12月の記事一覧


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※ラ・ロマーナのビーチ、カリブ海の海は水色だった

ドミニカ共和国
野球が強い程度の予備知識しかない国

サントドミンゴ港に着く予定が
港に堆積する土砂の影響で大型船が停泊できないらしく
港が変更になりラ・ロマーナ港に

そして弟は午後からオーバーランドツアーでガラパゴスへ旅立つ


港へ降りるとせきこちゃん達が市内へ向かおうと小型バンのタクシー運転手と交渉していた
ちょうど行き先が一緒だったのであいのりする事に
目的地は市内の公園

公園に着くと
彼女らとお互いの安全を祈って別行動

公園には鉄で作ったオブジェがいくつもあり
中には野球大国らしく野球に関連したものもあった

※鉄のオブジェ、他にもいくつかの像が点在していた

公園の周辺にはバイクタクシーの運転手達がたむろしていて
英語で話しかけてきたり、時には日本語で話しかけてくるものもいた

公園横にこじんまりとした可愛らしい教会を発見
閉まっていたのが残念だった

※教会、戸は硬く閉ざされていた

それほど周りに見所がありそうにもなかったので公園に戻る

帰宅前なのか休み時間なのか
高校生らしい子達や見た目の年齢では働き盛りと思える大人達が大勢いた

園内を歩いているとせきこちゃん達と再会した
軽く挨拶してすぐに別れたが
彼女達に同調するように歩く怪しい男を見つけ気になったので
遠めに見守ることにした

男は彼女達の少し後ろ歩調を合わせて歩き
彼女達が地図などを見て立ち止まれば同じようにし
方向転換すれば死角に入るように回り込んだ

男の目的はわからないが
弟とも意見が一致したので
いきなりではあったが、彼女達に話しかけ男を牽制し
同時に警戒するように注意を促すことにした

俺達が近寄って警戒する様子を漂わすと
男はそのまま歩き去っていった
ただの取り越し苦労かもしれないが
用心深いくらいで丁度良いと思う

彼女達と再び別れて、取りあえず適当にぶらり旅する事に

※長い壁にびっしりと、ラテン系の絵・色使いだ

道は思いのほかアスファルトで綺麗に整備されている
しばらく歩くと下のほうに川が見えた

生活汚水でやや汚れた川
その周辺には決して裕福とはいえない層の家々が見える
川へ向かう斜面に作られた家々

※見た目よりも急な斜面、ここで暮らす人は大変だろう

一歩踏み込むと、そこは外とは違い質の悪いコンクリートの急階段
屋根はトタンの家が多く、ガラス窓などは見られなかった

※トタン屋根の家々

急な階段を下りて細い路地を先へと進む
遠くから子供達の声が聞こえてきた
その声を頼りに更に奥へと進む

そこには小さな学校があった
子供の一人が校舎を飛び出してきた

※学校の前、子供達の元気な声がこだまする

急に訪れた外国人を珍しそうに、警戒しながら歩み寄ってくる
弟が呼ぶと、少し照れくさそうに隣に来た
子供の笑顔は万国共通で格別だ

すると中から学校の責任者という男が出てきた
この学校の現状を見て欲しい
インターネットにアップして世に知らせて欲しいという

男に学校を案内してもらった
教室の一つは荷物が積み上げられ使用不可になっている
使用している教室には机が並べられていて
勉強できる環境は整っている
窓ガラスが無いためにたびたび犬や猫が入ってくるのだそうだ

次に校庭へ
数日前に雨が降ったらしく水はけの悪い校庭には
大きな水たまりがあった
人数の割には狭すぎる校庭には
それでも子供達の元気に走り回る姿があった

※校庭、水はけが悪そうな土質、校庭の半分近くはこのようになっていた

男は校庭の隅の建物に案内する
そこはゴミであふれた目を覆いたくなるほど不衛生なトイレだった
これが唯一のトイレだと男は言う

しかし実際には男がこの先は通れないと通せんぼうした先に
そこそこ小綺麗なトイレを見ていた

※教室、生徒の数にしては少し足りない模様、思いのほか綺麗な机だった

確かに学校は生徒の数の割に小さい
立地も悪いとしか言いようがない
水はけの悪い校庭は使い勝手も衛生的にも悪いだろう
日本のような恵まれた学校環境はそこにはない

貧しい彼らは援助や融資を受けるのに必死だ
だからどうしても彼らの訴えは現状以上になりがちであると思う
だとしても彼らを責めることはできないが
声だけを聞いていてはだめなのだと痛感した

※競うようにカメラに群がる子供達、男の子は皆坊主頭だった

今は輝きに満ちた子供達の目
曇ることなく育ってくれることを祈りながら学校を後にした

そろそろ食事の時間と言うことでレストランを探す
どこも現地通貨のみだと言われてしまう

大きくて綺麗なスーパーの中の店舗と、
少し怪しげな外の店舗でドルを両替できそうだ
レートを確認すると、スーパー内の店舗のレートは悪いようだ
怪しげな店でほんの少し両替

それを握りしめレストランへ向かった

メニューは値段が数字で表記されていてわかりやすい
スペイン語表記なのもあり料理はわからないので
見た目の良さそうな2品を注文した

※注文した料理、写真付きメニューで気に入った為注文

黄色っぽい料理
卵だと想像して頼んだら…。


バナナであった。。。


といって食感は芋に近い
それでも少し甘めで
まずいわけではないが期待した味と違いすぎて驚いてしまった

食事を終えるとそろそろ弟が帰船せねばならない時刻となってしまった

今度はこちらからバイクタクシーに声かけるが
船までのそれほど遠くない道のりでも10ドルを要求し
誰一人値下げに応じない

どうやら英語が話せない運転手も多く
その結果、交渉役が仲介するために
値が上がるのだとわかった

ならば英語が話せる運転手を見つければ安くなりそうだ
彼らも中間マージンを取られることもない

何人かにあたるとやっと見つかった
とたん、交渉役と思われる者達は付け入る隙がないことを察知したのか
散り散りに去っていった

バイクで3人乗りして
弟を船でおろし、その後ビーチへ行き
あとでピックアップしてもらって船へというプランで料金交渉
ねばり強く交渉すると
全て込みで8ドルで良いことになった

弟と別れを告げてビーチへ
ビーチに着くと前金として3ドル支払う、
こうすれば残りの5ドル欲しさにきちんとピックアップしてくれるだろうし
約束を破られても3ドル程度で船まで帰られると保証を得たようなものだ

※カリブ海、少し雲がでてきていたがそれでも綺麗だった

ビーチは人は少ないが
露店やレストラン、バー
ダンスができるホール
ビリヤード場と遊べる環境は整っていた

カリブ海の海の色は薄い水色で綺麗だった
人も少なく貸しきりでいい感じだ
バーに交渉して荷物を預かってもらい
海水浴を楽しんだ

久しぶりの一人旅だし
ここのところ船から眺めるだけだった海がここにある
潮騒でも聞いてのんびりしたかったのだが
ダンスホールからは大音量でサルサのリズムが聞こえていた

何やら他にもうるさい音源が
20人乗り程度の観光船が岸に着けていた
やがて船からぞろぞろと観光客の欧米人が降りてくる
騒音はグラスボートのエンジン音だった

観光客の為のリゾート地としての一面
アメリカンドリームを掴んだ者達が
この地に別荘を構えることもあるらしい

この地に生まれた者が貧しい一方で
成功者や生まれながらの勝ち組がこの地にやってきては羽を休める
そんな構図は世界に珍しくもないが
目の前の光景に、なぜだか強烈に印象づけられた

かく言う自分もたまたま豊かな国に生まれたというだけで
こうして世界を見て回ることができる


何かボーっと考えても仕方の無い事を考えてしまったが
そういっても十分に海水浴を堪能したので
バーに戻る、荷物を見てくれるだけでなく、シャワーまで借りることができた
地ビールを一杯だけ頂きバーを出た

※野菜を大量に運びタイヤが沈み込んでいるトラック、荷台の男の決めポーズに注目


バーを出てバイクタクシーを呼ぶために
地元の人に電話を借りて呼び出す
彼が到着するまでの間周辺を散策する

海岸沿いで
地元の女の子達が木に登って木の実を食べていた
ちょっとその光景に驚く
向こうも突如現れた東洋人を珍しく思ったのか
話しかけてきた、が英語でないので何を言っているかさっぱりわからなかった
するとやんちゃそうな男の子達が現れて彼らも会話に混ざる
が、やはり伝わらず…。
飽きたのか皆去ってしまった
やはり言葉は大事だなと思わされた

※彼女達が食べていた木の実、味見したがとても酸っぱくて渋かった

微妙な後味と彼女たちのくれた木の実の酸味だけが残った


再び男のバイクに乗り
港を目指す
行きと違って帰りは渋滞していたが
バイクタクシーはするすると、信号も無視気味で快適に飛ばす
日本では到底味わえないスリリングな体験だった

港に着くと
安く、ちゃんとピックアップもしてくれたので
残りの5ドル1ドル少し程度の現地通貨の小銭をチップ代わりに渡した

見ごたえのある景色や文化遺産には出会えなかったが
貴重な体験ができた忘れがたい旅となった。



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posted by アキ at 2010/12/13 20:29
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国立プラド美術館、コレクション数は世界有数の規模

ピースボート71回
スペイン・バルセロナ発オーバーランドツアー4日目

スペインの首都マドリッドで朝を向かえ
プラド美術館へ向かう

プラド美術館はスペイン王家のコレクションを展示していて
宮廷画家の作品を初め、外国絵画も多数所有していて
絵画のコレクション数では世界有数の美術館だそうだ

やはり大変絵画のコレクション数が多くて
じっくり見ていると日が暮れてしまうほどだ

ベラスケスが描く宮廷画はどれも迫力があり
王家と近い位置で描かれた事が伺えました
また、描かれた王女の成長が絵から見て取れました

ゴヤの有名な作品
裸のマハ」と「着衣のマハ」を並べて展示してあるコーナー
我が子を喰らうサトゥルヌス」に至っては
誰もが足を止めざるを得ない程の迫力がありました。

あまり絵画に詳しくない人でも
一度は見たことがある作品ばかりで楽しめました

ここのHPでゴヤの絵は詳しい解説があります。  必見
リンクを快く許諾してくださった のぶなが様に感謝!

プラド美術館を後にしてすぐに
ソフィア王妃芸術センターへ
こちらは近現代美術を中心に展示されているようで
ピカソダリの作品が多くありました。

※ピカソ「馬の頭」

※ピカソ「ゲルニカ」、室外からのみ撮影可能、前に立つ人から絵の大きさがお分かりいただけるだろう

※ダリ「偉大なる手淫者

※ダリ「ヒトラーの謎」

※細かな部分にもこだわりが見られる

ピカソの「ゲルニカ」が
あれほど大きな作品とは知りませんでした。
足を止めてみるも

やっぱり、なにがなんだかわかりません
すごい事だけはわかった  かな??

その後食事を取り
マドリード市内観光へ
やはり街並は美しく保存されていてよかったですね


※マドリードは街並も美しかった

次に到着した
マヨール広場は大変賑わっていて
大道芸人やみやげ物屋がたくさんいました

驚いたのはポテトチップスをそのままリヤカーに乗せて引いている光景が
ボトボトとこぼしながら進んでいきます、もったいない


※マヨール広場、建物に四方囲まれて、宝石店などが隣接する、頭上には電飾が

ここマヨール広場は市場としてだけでなく
かつては闘牛サッカー公開処刑宗教裁判も行われ
さらに現在は聖イシドロの祝祭を行うなど
歴史により用途が異なってきた一大催事場との事

久々に街の活気を堪能しました

その後は王宮周辺を散策
ここにも大道芸人が何人かいて
珍しく無さ過ぎるのもどうなんだろうと思ったのでした

※王宮、白く美く立派な建物だった

明日の朝早く出発との事で
早めのホテルチェックイン

夜に時間があったので
年配のTさんゼブラの3人でマヨール広場まで
出かけました
広場には電飾が施されていて綺麗でした
なんかのお祭りの最中だったのかもしれません

※マヨール広場、昼間の電飾が見事に輝いていました

スペインで連敗している事がありました
「パスタを食らう」という事です。
ずいぶん前にスペインに訪れた時もパスタを食べましたが
あまりの高さと不味さに驚いた事がありました。

ツアーガイドに聞いても
スペインではパスタはやめたほうがいいです
と言われましたが
どうしてもリベンジしたい


3人でパスタ屋を探し
なんとか見つけた1軒
通された部屋は煉瓦造りのお洒落な地下室のようで
期待に胸が高鳴りました
味は…。



「うん、給食のソフト麺だねコレ!」



ある意味で期待を裏切らず
旅の思い出になったのでした。。


… 翌朝 …


早朝
マドリッド最後の観光にスペイン広場
人気の観光地との事でしたが
ドンキホーテとサンチョ・パンサの像は勇ましいものの

寒いし、水場に張った薄い氷の上に
ペットボトルやら空き缶やら
どう考えても前日誰かが酒盛りしたような後で
ちょっとゲンナリでした。

更にはフライトも遅れてしまい
ラスパルマスでの船への合流もギリギリで
少しの観光もできなかったのはちょっと残念

ともあれ、オーバーランドツアーは大満足に終わった
たまのツアーは楽で悪くないなと思えたのでした。

次の寄港地はついに南米!
次はドミニカ共和国に寄港

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posted by アキ at 2010/12/04 18:26
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※スペイン広場、1929年にセビリアで開催された万国博覧会のパビリオンとして建設されたそうだ

ピースボート71回
スペイン・バルセロナ発オーバーランドツアー日目

アンダルシア州の州都セビリア
地元の人はセビージャセビーリャと呼ぶそうだ

などというツアーガイドによる豆知識を聞きながら
バスに揺られて最初の観光地であるスペイン広場

広場内のみの、つかの間の自由行動を楽しんだ
赤茶けた建物は半円形に伸びる長い回廊を左右に抱えていて
闘技場を半分に切ったような様相

※美しい石造りの広場、川が通り橋が架かっている、地元民の憩いの場でもあるようだ

広大な石造りの広場
中には川とそれに橋も架かっている
広場内には絵を売る者、土産を売る者、写真を撮りそれを売る者
馬車引きなど、観光客目当ての商売人も多かった

ここでツアーのお約束なのか集合写真
その場で現像し1枚20ユーロときた!

かなりのボッタクリ価格だとは思うが、数人が購入
しかし一人の年配の方は

私がコピーしますんで、共同で購入したい人ー?

とカメラマンが外国人なのをいい事にやりたい放題
それに乗っかる人もいて…。

気持ちの良い広場と微妙な後味を後にし
セビリアのランドマークセビリア大聖堂

※セビリア大聖堂、大きすぎるため残念ながら全体像を写せる構図が無かった、それ程大きい

遠めにもかなり大きく立派な大聖堂だと驚いたのだが
それもそのはず、スペイン最大との事だった

※写真右:ヒラルダの塔、かつてはモスクのミナレット(尖塔)であった

中ももちろん豪華で素晴らしかった
この大聖堂もモスクを解体した跡に建造された歴史をもつそうで
建物内にも随所に名残があるとの事
グラナダで見たメスキータほどの誰でも気付く程では無かったが

※大聖堂天井、ゴシック風の建築様式が美しい

驚いたのは大聖堂内にコロンブスの墓があった事
棺は4人の王像に担がれていて
それ程の偉業を成し遂げたという特例なのだそうです

ここでも自由行動の時間
しかし、たったの20分だそうです

もちろんヒラルダの塔を登ることにします
事前のガイドの説明では、緩やかな坂道が延々と続いていて
そこそこしんどい道のりとの事

ゼブラと俺は迷わず登ることに
ツアーの他の客人も年配の方が多いし
20分しかないから諦める人も多いだろうなと思っていたら

足腰に不安のある2・3名を残し登るそうです


不安です。


塔の最上部へ向かう、らせん状の坂道を登ります
たしかに結構長いです、疲れましたが、塔の上には
大きく立派な釣鐘と
セビリアの白く美しい街並みが広がっていました

※ヒラルダの塔からの眺め、白く美しい街並みが広がる

※塔から見下ろす大聖堂、ここでも大きすぎて全体を取るのは不可

この塔はモスク時代から残るものだそうで
この地がイスラム教勢力下にあった時代から
キリスト教勢力下に移り変わり
大航海時代を経て今現在
大きな時代の移り変わりを見守りつつ
変わらぬ鐘の音色をたゆまず響かせていると思うと
ロマンを感じますね

よろけながら坂道を降りるゼブラの背中を見ながら
そんな事に思いを馳せていましたw

降りてからは
集合時間前だったので巨大な宗教画などを見て周り楽しみました

で、肝心の集合時間ですが…。

案の定、時間内に戻れない人続出でして

余分に与えられた時間をもう一回絵を見て過ごしました

※大聖堂周辺、街並みは美しく、馬車が似合う

その後は先ほど見下ろした大聖堂周辺の街で自由行動
基本白壁の町ですが、窓の格子や柱、時には階層毎に違う色で
わりと原色に近い鮮やかな色合いの建物が多くて
とても美しい所でした

※狭い路地、この風情がたまらなく好きだ


※おとぎの国のような美しい街並み

これにてセビリア観光は終了との事

セビリアのサンタ・フスタ駅から
高速列車AVEにてマドリッドのアトーチャ駅へ
時速300Kmで運行するスペインの誇る高速鉄道で
セビリア⇔マドリッド間をわずか2時間30分程で結ぶ

車窓の広大な景色と、
アトーチャ駅がまるで空港のように大胆な造りで面白かった

駅に着いてからはホテルに移動
セレブのような人たちがパーティを開いているような豪華なホテルで
場違いな夜を過ごした

ツアー3日目終了

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posted by アキ at 2010/12/03 20:39
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ピースボート71回
スペイン・バルセロナ発オーバーランドツアー2日目

ここグラナダはイベリア半島最期のイスラム王朝があった場所であり
イスラム文化建築最高峰ともいわれるアルハンブラ宮殿が有名

ホテルを出発し早速着くが、生憎ぱらりぱらりと雨が滴る

宮殿へ
綺麗に手入れされた庭園に土壁の要塞のような建物
高さは無いがとても広く大きい建物だとわかる

外からは目立ったものもなく、どうしてこれが
イスラム文化建築最高峰と言われるのだろうと
正直わからなかった

建物に入ると
自分の心配が無用で愚かであったと思わせられた

※アルハンブラ宮殿内部、写真ではわかり辛いが、非常に細かい彫刻が施されている

白を基調とした壁に、美しく微細な彫刻がびっしりと施されている
当時このような精巧な彫刻を施すことが出来た職人の数は知らないが
そう多くもないだろう
息をのむほど美しいこれらの彫刻は、職人が長い月日をかけて造られたに違いない

次の部屋も、また次の部屋も
天井も、柱にも、壁にも

※高い壁にも彫刻が

※柱にもびっしりと彫刻が施されている、見事

見慣れなどしなかった、途方も無い労力と辛抱の塊のような
疑いも無く、世界に誇る世界遺産だった

有名な噴水の水路に来たときに
どんよりした曇り空は晴れ始めて輝いた

※壁にかかる花も綺麗だった


そして庭園からは街が見渡すこともできる
景色も良いしすばらしい場所に大満足だった

その後
レストランで昼食を

※イカがやわらかくイカ墨のうまみがきいていて美味

ポトフとイカのスミ煮のようなもの
やはりツアーはそこそこの所へは連れて行く
それにしてもスペイン料理は口に合う

次はコルドバの聖堂メスキータを目指す
車窓には雄大なオリーブ畑が広がっている
季節が違えば、油を採るために栽培された向日葵が
いっせいに花咲くらしく
それはそれは綺麗なのだとか

※コルドバへの道、ここに向日葵がびっしりになる光景を見たいものだ

コルドバ到着
歴史ある建物が綺麗に保存されて
タイムスリップしたかのような景色だった

※街へ続く長い橋

メスキータ到着
ここはかつてはイスラム教のモスクとして使われたが
後にカトリック教徒が勢力を握り、キリスト教会として改造された
内部はかなり広く薄暗いが
柱や壁の模様からアルハンブラ宮殿との共通点が見て取れた


※柱からはイスラム建築の名残、美しいキリスト壁画との融合

キリスト教の天井画とイスラム建築が融合した
珍しいこの世界遺産にこられて本当に良かった


その後は白壁の美しい
路地裏のようなアンダルシアの街を歩いた

ベランダには花が飾ってある家も多い
異国の地はいつもワクワクするが
やはりヨーロッパの街並みが一番好きなんだなと思った

※細く白い壁の裏路地のような街並み

今日は朝が早かったので早めにホテルに到着
他のツアー客の方は年配の方が多かったので
バスの中は皆ぐったりとしていた

夕食後にツアーコンダクター2名と
ゼブラの4人でバルに行って飲んだ
さすがのオリーブの大産地
料理は全てオリーブオイルがちょっときついが美味しかった

オーバーランドツアー2日目が終わった
明日はアンダルシア州の州都セビリア

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posted by アキ at 2010/12/02 21:52
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バルセロナは以前に旅したことがあったので
今回はピースボートのオーバーランドツアーといって
ある港で船から離れ、観光地を訪ね
次の寄港地で船に合流するという旅

今回はバルセロナで船を離れ
同市の観光のあと空路でグラナダへ飛び
アルハンブラ宮殿、マドリードを訪れ
スペイン領のラスパルマスで船に合流という行程だ


そして今回、
旅行会社が企画する団体ツアーというものに初めて参加することになる

船を降りるとバスに乗り込み
一行はモンジュイックの丘

※モンジュイックの丘から眺めるバルセロナの街並み、遠くに堂々としたサグラダファミリア大聖堂も

ここはバルセロナオリンピックのメイン会場となった場所である

丘からはバルセロナの街並みが一望でき
バルセロナのシンボルとも言える、ガウディのサグラダファミリア大聖堂も見える

大聖堂の周りのクレーンが遠めにも見えて、建築は未だに続いていて
そしてどのくらい以前と違うだろうか、胸は高鳴った

※オリンピック会場、バスの車窓からだったので全体とれずw

次にバスが向かったのはスペイン村
スペイン村は以前来たことがあり
懐かしい想いで満たされた

※セビージャの街並み?

※白を基調とした街並み、どこだろう?

※とにかく美しい、どこだろう?w

ここはスペインの各地方の建築物と伝統工芸を保存する目的もあるようで
ガラス細工や陶芸、面などの工房があり、職人が活躍している

どこがどの地方なのかはわからなかったが
特色の異なる様々な様式の建物が美しく保存されていて素晴らしかった

ここで昼食
ガーリックトーストにトマトを摺ったもの
オリーブオイルに漬けた野菜
パエリア
クリームブリュレ

※2人がかりででかい鍋に入ったパエリアを見せてくれる、観光をわかっているねw

きちんとスペインを感じさせ、味も良い食事
なるほど、ツアーはこういうところは無難なのだと思った
ぶらり旅では時折、
食べ物を粗末にしたくないと思わなければ
完食が難しい場合もある

それにしても人が少ない
バルセロナは街にガウディに関連するすばらしい建物がたくさんあり
世界遺産も見所も多いところだ

日本に旅行すれば京都、
決して江戸村に行ったりしない

それと似たような事なのだろうが
こんなにも落ち着いて美しい建物を見られるのだから
穴場であるとは思う

バルセロナの観光を考えている人で日程に余裕のある方は足を伸ばしても損は無いと思う

ここにまた来られたのだから
是非とも探したいものがあった

精巧なガラス細工のワインボトルに
スペインのお酒のサングリアを入れて
真っ赤なブドウが浮き上がるおしゃれなワインボトルで
以前ここで購入したが、無くしてしまった思い出の品だ

ツアーの自由時間に
みやげ物に見向きもせずに、必死に探した
なかなか見つからずに、刻々と時間が過ぎる
残り時間5分となりもうあきらめかけた時に
何度も通り越した店に不思議と目が留まった

異様なまでに薄暗い店内に、それであるはずがないと思い込んでいたようだ

※ブドウ部分は樹脂で蓋がされて、中にはサングリアが入っている

店内にあったボトルを手に取った
ブドウの部分だけしかワインが入っていなかったが
手にした瞬間に懐かしさに包まれて、時が止まってしまった

そんな俺に店員は試飲を勧めてくれた
味と香りが懐かしさに拍車を掛ける、もちろん時は止まったまま

集合時間というものを忘れていた



ぞろぞろと歩く集団に入っていくのはなかなか気が引けるものだ


続いてバスはついにバルセロナの街の中へ
サグラダファミリア大聖堂を目指す

以前にA-Bikeで走り回った街
車窓に流れるバルセロナの美しい街並みに、外国で初めて懐かしさを感じた

※右奥:カサ・バトリョ 入場料は高いがぜひ入ってみたい

道中にカサ・バトリョとカサ・ミラ
近代建築家がカサ・ミラをモチーフにし設計したビルなどを見ることができた

※中央、カサ・ミラをモチーフにしているようだ

バスガイドが語る歴史と、現在のバルセロナのあれこれが聞けるのは
目に見るものと合わせて、とてもわかりやすくすっと腹に落ちる
こういった事もツアーの良さではある

ついにサグラダファミリア大聖堂
何度見ても美しい造詣に圧倒される

※下の階の色が綺麗な部分が最近完成したものだとわかる

そしてその外観から、以前よりも工事が進んでいることがわかった
それだけで時間の流れと、ああ再びここに来たんだという実感をもったが
中に入ると白く長く高い柱とステンドガラスが目に飛び込んできて
以前と全く異なる姿に、ただただ驚いた

※外観に劣らぬ素晴らしい聖堂内、長く美しい柱が印象的

※ステンドガラスも見事

またここに来る決意と共に
成長する世界遺産を後にした

次に向かうのはガウディの作ったグエル公園

※グエル公園、洞窟をイメージして作られているようだ

園内をぐるりと、ガウディが自然をモチーフにして作ったのだとわかる

※この広場では、大道芸人が芸をしてチップを集めていた

※破砕タイルが美しい

※おとぎの国にでもありそうなかわいらしい家もある

なんと以前来た時に、有名な破砕タイルで飾られたトカゲを見逃してしまっていたのだ


そして
それは見逃しようの無い所にあったw

※破砕タイルのトカゲ、まわりは人だかりで人気だった

グエル公園を後にしたツアー一行は
グラナダに向かう為に空港に

さらばバルセロナ
行ってきますピースボート


ホテルはぶらり旅では絶対に選ばない高級ホテルだった
それもツアーならではかな


明日はグラナダと世界遺産のアルハンブラ宮殿へ!

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posted by アキ at 2010/12/01 21:40
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プロフィール
ニックネーム:アキ
誕生日:3月12日
性別:男
自己紹介:
英会話教室に10ヶ月通った後いきなりの飛行機での世界一周、その後たった1週間後にピースボート71回に乗船という、1年以内で違う方法で世界二周するという貴重な経験を。
旅は徐々にバックパッカー風になるも、片手にはモバイルを欠かさない。

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