※別府駅、別府観光の父と呼ばれる油屋熊八(1863-1935)の銅像が出迎える
朝7時頃
携帯電話が鳴る
目覚ましをかけた時間にしてはやや早い
「アキさん、切符買ったらな、電話してくれたら迎えに行くから!ふぁdsふぇfdsふぁ」(←寝ぼけてるのでこう聞こえたw)
有田さんからだった♪
電話を終えて、どうせならそのまま起きることにして
ゴソゴソしていると
部屋の住人の一人が帰ってきた
彼とは昨晩も長く話したが、折角の出会いも一期一会
旅支度を始める俺に話しかけてきた
幸い電車の時間もまだまだあったので、コーヒーでも飲みながら
話をする事に
彼は61歳、そのなりは50代前半に見えるほど若く
全身にタトゥーを入れていて
物静かな男だった
ずいぶんと旅人のようで
何ヶ月国内国外を問わず放浪しているようだ
ガイドブックもインターネットも使わずに
その土地になじむまでゆっくり滞在して、その後観光するというスタイル
考え方も共感出来る事が多いが、大きな違いは
彼は完全なアナログ人間であり
俺は完全なデジタル人間だ
話は弾んだが連絡先を持たぬ彼は
また多分どこかで会うでしょう
と、何の根拠も無い再会の約束
でも、なんとなくだが、また会えそうだと
根拠の無い予感を胸に別府を後にした
特急列車で杵築に向かう
駅に着いてほどなく
白い軽トラで有田さんが颯爽と登場
相変わらずの満面の笑みで迎えてくれた
杵築は国東半島の南方に位置し、かつての杵築藩が治めた城下町もある
じっくり見れなかったが、有田さんの運転する車からの車窓で堪能した
ここも綺麗に保存されていて、そうとう見所の多い土地だと思った
町並みにいちいち感嘆する俺に
有田さんは杵築城へと連れて行ってくれた
※杵築城
こじんまりと小さな城であった
高台から湾を一望できる
有田さん宅は国東半島のほぼ最北端といえる場所なので
国東半島を反時計周りにぐるりと回る事になる
道中に九州の昔の話など貴重なことがたくさん聞けてよかった
有田さんは凄い人で
自分で家を立ててしまったり、農業も、漁業も行っている
家にも薪や間伐材を焼却して、その熱で湯を沸かし
保温備蓄が可能な設備を自ら設計するなど
様々なアイデアを生み、また実行する人だ
そんな有田さんが作るみかん農園を訪ねた
同じ時期くらいから育て始めた他所のみかんと比べても
木は大きく、幹は太く
葉っぱも元気で艶があり、より多くの実をつけているのが
素人目にも良くわかる
そして、その販売の方法が面白かった
1株単位のオーナー制である
例えば有田さんがみかんを育て
この株はまだ小さくあまり実をつけないから300円
これはそこそこ実をつけるので500円
これはかなり実をつけるので1000円と決め
株を購入した人はオーナーとなり
以後、好きな時に来て、好きなだけ実を捥いでいけば良いのだ
オーナーになりさえすれば
土地を買わなくても、苗木を育てなくても
簡単にみかんの栽培の体験ができて
実もお値打ちに手に入れられるという仕組みだ
仕組みや努力に終始感心してしまい
写真を撮る手を休めてしまい
撮影できなかったのが残念だ…。
農園の次は田を見せてもらい
その近くにあった
サトウキビとアケビを頂いた
※サトウキビ、青臭いがガジガジかじると甘い汁がでる
アケビも初めて食べられて良かった
その後は有田さんの家に戻り
採れたての魚料理や刺身、酢の物、味噌汁
鳥肉料理に果物まで
贅沢なおもてなしを受けた
5月頃がとても良い時期らしく、その時期にまた来てくださいと
言って頂いた
※有田さんと、その力作”手作りの東屋” 世界一周クルーズ記念だそうだ
また必ず遊びに行きます!
こんなルートで行きました
宿
桜島フェリー
↓ 150円(片道)
桜島
JR鹿児島駅
↓ 200円
JR鹿児島中央駅
↓ 九州新幹線 6250円
JR熊本駅
市電熊本駅前
↓ 150円(片道)
市電花畑町
熊本城 入場料:500円
JR熊本
↓ 1080円
JR阿蘇
↓ 観光バス 540円
阿蘇山西口
阿蘇山
草千里
↓ 九州横断バス 2900円
別府駅前
朝5時に起床し桜島を目指す
着く頃にも去る頃にも日の出はしないが
今回は
桜島に上陸するという事実を得ることが目的だ
また太陽が出きらない頃の日に照らされて徐々にくっきりと浮かぶ
山の輪郭を見るのが好きだからだ
ホテルは鹿児島中央駅付近
A-Bikeで桜島フェリーまで向かう
約20分程で到着
6:00発のフェリーにのる
片道
150円で乗ることができる
10月といえど、鹿児島は朝でもさほど寒く感じなかったが
さすがに船が進むと風が当たり寒かった
到着の直前に、突如大きな噴煙が上がった
それは入道雲のように上へと成長した
暫くすると噴煙はあるものは上空に広く広がり、あるものは山すそを這うように降下した。
あの下で生活している人はなぜあそこに住まい続けるのだろうかと
余計な心配をするほど、黒く暗く街を覆っているように見えた
本当は行って確かめたいが、あと40分後の新幹線に乗らなくてはならない
日の出を待たずに桜島を後にした
鹿児島から熊本まで、新幹線ではあっという間だ
40分そこそこで着いてしまう
しかしここ熊本で残された時間も
たったの1時間
昨日とまったく同じ展開だ
熊本駅前から出ている市電に乗り込み
花畑町下車
そこからA-Bikeですぐのところだった
入場できるところが2箇所あるようで、坂道の下と登ったずいぶん先だったので
下から入り上を目指し、上から出てA-Bikeで下るという作戦で行くことに
入場料500円を払い場内へ
広い、そして石垣が高い
※本丸、ここまでたどり着くのには巨大な石垣をいくつも超える必要がある
ふいにこんな事が頭をよぎる
重い甲冑を着込み、ヘトヘトになりながら長い旅路を経て敵の領地へたどり着いた兵士が
このいかにも堅牢で巨大な城を目にした時
なにを想ったのだろう
ロマンだ
なかなか見ごたえのある熊本城を後に
坂の上から出てこれたので、A-Bikeで軽快に市電駅に向かい
乗り継ぎ熊本駅へ
無事に予定通り阿蘇行きの電車に乗れた
この路線もまた乗り遅れるとそうとう待たないと次の列車がないので注意したい
阿蘇駅到着
バスに乗り換えて、阿蘇山火口を目指す
総長15kmの道のりは、常に雄大な景色と隣りあわせだった
バスは車内で阿蘇を案内しながら低速で進んでくれる
40分かけて火口へ
バスを降りたとたん、咳き込む咳き込む
今日は火山性ガスが充満しているようだ
そのため
火口へのロープウェーも残念ながら運休となっていた
仕方が無いので少し前のバス停の草千里へ戻る
ここでも雄大な自然を見ることが出来る
阿蘇山は5つの山で構成されているらしく
九州を造るほどの大噴火をしたのだそうです
まさに九州の母
ここから阿蘇駅までおそらく14km程
バスで来る途中にすばらしい景色がたくさんあり
じっくり撮影したいと思っていた
またここ草千里から阿蘇駅までは、ずっと下り坂であると確認していたので
A-Bikeで下ることに
やはり思ったとおり
緩やかだったり急だったりと、斜度は一定ではありませんが
阿蘇駅のほんとうにまん前まで
ずーーーーと 下り坂でした
ですから、途中であいまあいまで写真を撮っていましたが
それでも80分くらいで降りてきてしまいました
景色も最高だし楽だし、見たいところはじっくりみれて
最高でした
※米塚、写真山の左方に筋が通っているが、これが”山分け”の語源だという
ただA-Bikeにしては急すぎる坂もあるので
けして安全とはいえない旅だったと思います
ロマンだ
駅についてからバス待ち
近くのラーメン屋さんで馬を使ったラーメンを食す
※馬シューラーメン 700円
やはりチャーシューは豚だなと思いつつ、結構おいしくて驚きました。
その後
バスで別府へ
なんと4時間以上もかかりました
途中の景色はずっと雄大でしたけど
宮崎では図らずとも神社めぐりとなりましたが
今日は
ロマンあふれる旅でした。
※堀川橋、丸太イカダを流す祭りが催される時期もあるという
こんなルートで行きました
宿
堀川橋 吾平津神社 油津赤煉瓦館 杉村金物本店JR油津駅
↓ 220円
JR飫肥駅
飫肥城
飫肥城下町(武家屋敷通~商人通)
小村寿太郎生誕地碑
JR飫肥駅
↓
2420円 霧島神宮JR飫肥駅
↓ 910円
JR鹿児島中央駅
宿を出て周辺を散策
堀川運河沿いで
堀川橋、
吾平津神社、
油津赤煉瓦館、
杉村金物本店を訪ねる
吾平津神社は、この地が油津といわれる由縁になったとも言われる
神武天皇の妃、吾平津姫(あひらつひめ)ゆかりの神社です
ここにも神武天皇の名前に驚きました
※油津煉瓦館、朝8時だった為残念ながら閉まっていた
これらを見るためだけに来るほどではないが、予期せぬ見所でよかった
しかし神社が多い
さすが宮崎、神々の故郷といわれるだけはある
油津駅から飫肥駅へ
飫肥の次は鹿児島県の霧島神宮にいく予定なので
電車の時刻表を調べると、都合がよさそうな滞在時間は
たった
1時間しかないようだ
飫肥に着くとマップを入手
飫肥城まで1.5kmだそうで
迷わず行きだけはタクシーで行くことに
城まで片道
500円
たまたま乗ったタクシーの運転手が
飫肥のボランティアガイドの人でいろいろと説明してくれて良かった
飫肥城は跡地になっているようで
城を見ることは出来なかったが
城下町はほんとうに綺麗に保存・整備されているし
きちんと回ると1時間ではまるで足りないくらいいい所だった
※城跡の1つ、杉林になっている、地面にはびっしりとコケが生えていて緑で美しい
※武家屋敷通、立派な家々が美しいままに保存されている、区間も広い
飫肥は、あのポーツマス条約を調印した小村寿太郎の生まれ故郷のようで
生誕記念碑も見ることができた。
※商人通、美観地区指定が一歩遅れた為に道路拡張工事がなされ、道幅が広くなったそうだ
駆け足で駅に戻ると
霧島神宮駅まで向かう事に
待合室でおじいさんに話しかけられて
向かう先も近いので電車を一緒する事に
戦争の話や、宮崎の見所・歴史の話
いろんな話が聞けた
特に宮崎がおろそかにされていると嘆いていた
確かに九州新幹線は鹿児島までだし
大分・長崎・佐賀は博多に近いしアクセスもまだいい
あとおじいさん
人の話に感心すると小さく拍手する癖があるらしく
なんか合計4拍手くらいもらったw
気を良くしたのか
おび(飫肥)天を頂いてしまった
※おび天、体力勝負の旅だったので、1日で食べきってしまった
さつま揚げのような感じの食べ物かな
1時間程のつかの間を楽しみ
お互いの旅の無事を祈って別れました。
旅は一期一会だなーと良い思いでになったのでした
霧島神宮駅到着
神宮行きのバス停の時刻表を見ると
びっくりするぐらい便が少ない
逆に乗る人がいるのか?ってくらい少ない
たまたま本数の多い時間帯なのですが(無い時間帯も多い)
1時間近くも待てない と判断し
6.5kmの道のりをA-Bikeで進む事にしました。
これが悪夢の始まりだとは露知らず
悪夢1 道を間違える
これにより6.5Kmが8.8Kmに増えてしまったし、帰りに解ったけど
明らかに別ルートよりも標高が高くて坂が急だった
悪夢2 水不足
店くらい道中にあるだろうと思って、
ほとんど空のペットボトルしかなかった
道中には、店はおろか自販機すらなかった
悪夢3 バスが無い
道を間違えた結果、バスの路線からも外れたので
バスはとっくに自分を抜かしていたが別ルートなので乗れず…。
悪夢4 A-Bike
ただの転がる杖に成り下がっていやがった
とにかくがむしゃらに坂道を上がった
滴る汗、のどの渇き
これが真夏だったらと思うとゾッとした
カーブを曲がると目の前に広がる
ずいぶん先のカーブで見切れる道
心が折れかかる要素が満載だった
1時間半かけて霧島神宮に着いた
こういった根性を試すような出来事は嫌いではないが
知ってたら大人しく1時間待っただろう
足腰はふらふらで神宮の広さに堪えたが
来て良かったと思える場所だった
さすが、坂本竜馬夫妻が選んだ新婚旅行先である
本殿の柱がたいそう美しいと評判だったので楽しみだったのですが
残念ながら改装中でした
他にもご神木はかなりの巨木で見ごたえがあったし
国家でおなじみのさざれ石もあった
霧島神宮をあとに…。
一応バスの時刻表を見てみるが
はい、無いです
A-Bikeで帰ります
今度はしっかりマップを確認して正しい道で
が、帰りは楽ちん、30分!
霧島神宮から駅までの道のりは、ほんとに驚くほど
すっと下り坂でした
最初は邪魔だったけど、やっぱりありがとうA-Bike!
たしか駅前に足湯があったので
疲れた体を癒そうとしたのですが
4時迄と言う事で
たった20分の差で入れずじまい
前日の運玉の件、
少しくらいは自分に対して祈るべきでしたw
気を取り直し
鹿児島中央駅に向かいます
今日は電車での移動が大変長いのですが
田舎風景が好きな人にとっては
すばらしい車窓が広がっています
日も落ちてきたところで桜島発見
鹿児島中央駅をおりると
そこは都会でした
あらためて宮崎が田舎だったのだと再確認
疲れもありましたが気にせず町をさすらって
ラーメン屋をハシゴしてドミトリーに帰りました
ドミトリーは1500円となかなかリーズナブル
名古屋からフェリーで宮崎に降り立ち
九州縦断の旅が始まりました!!
こんなルートで行きました
宮崎港フェリーターミナル(バス亭)
↓ 宮崎交通 260円
宮崎駅前(バス亭)
↓ 160円
JR宮崎神宮駅
↓
宮崎神宮
平和台公園
↓
JR宮崎神宮駅
↓ 360円
JR青島駅
青島神社
鬼の洗濯岩
↓
JR青島駅
↓ 270円
JR伊比井駅
↓ 宮崎交通
鵜戸神宮参道入口(バス亭)
鵜戸神宮
↓
鵜戸神宮参道入口(バス亭)
↓ 宮崎交通 550円
油津駅前(バス亭)
旅館(宿泊先)
宮崎港フェリーターミナル
フェリーを降りてすぐにバス停があり
ここから宮崎駅へ
全国的に日照時間が長いからなのか
ソーラーパネルや太陽熱温水器の設置された家が多いように感じる
宮崎駅到着
東口すぐに科学館があったので立ち寄る
残念ながら休館日だったが、ロケットの実物大模型を撮影して終わる
宮崎駅から宮崎神宮へ
ワンマンカーでたった2両ですが
トイレがあるのと、バスみたいに整理券を取るところがあって驚いた
宮崎神宮へ
細い参道は生い茂る木々のトンネルのようで薄暗く雰囲気がよかった。
※ここまで来る手前の参道は細く薄暗い、ここは本殿に近い鳥居
ここは
神武天皇を祀る神社らしく
訪れた日は運がよかったのか神事の最中
神楽を演奏し、神官と巫女が10名以上で頭を下げていた
一人の神官が神殿の方を向いて祝詞を唱えていた
天皇は人と教わりながらも、伝統的には神
いい悪いは別として、その時をあるところから止めたようなその神事から
脈々と守り伝えられてきたものを感じる
唯一、神官の一人がしていた
眼鏡から、ああ現代なんだと感じることができる。
非常に貴重なものが見られた
次に神宮から2km離れたところにある
平和台公園へ
少々高台にあり、A-Bikeではしんどかった
そこにある平和の塔はタイの仏塔のワット・アルンを思い起こさせた。
しかし近くには
神社でお馴染みの手水舎もあるし、神道でお払いの時に使う御幣をイメージしたものらしい
そこに記された石碑によると
東京オリンピック聖火のスタート地であったようだ
帰りは坂を軽快に下り駅まですぐだった。
田舎は電車が少ない、
次の電車まで1時間半以上待たねばならなかったので
宮崎駅構内の平家の郷というハンバーグ屋で食事
1285円と安くないが、国産黒毛和牛のレアハンバーグは美味だった。
青島へ
鬼の洗濯岩と、
青島神社へ
洗濯岩は思ったより広大で、自然にできたとは信じがたい素晴らしい景色だった
後でわかったのだけど、日向灘では、
鬼の洗濯岩をあちらこちらで見ることができる
神社はこじんまりとしているが綺麗な朱色の神社で、
亜熱帯性の木々に囲まれているのがなんとも異様に感じたが
※青島神社、美しい朱色でよく見る神社だが、周りは亜熱帯性の木々に囲まれている
青島から伊比井に移動
鵜戸神社へ
幸い駅を降りてすぐバスが来たが、
一時間に1本程度なので注意したい
でかいリュックと
A-Bikeをもった俺を見て神宮の入り口の店屋さん
「つるや」さんのおかみさんが
荷物置いていきなよ と言って下さった
お腹が空いたというと私が握ったおにぎりでよければと、
親切すぎてまるで商売っけが無いその優しさが一番嬉しかった。
※参道はかなりの段数を登り、またそれ以上下った先にある、迂回ルートを通るとトンネルとなっていて登りのみ避けることができる
神社の方は、これまたオススメ
すこし登って、ずいぶん下ったところにあるので、足腰の不安な方には辛いかもしれないが、年配の方を引きつれたツアーも何組か来ていた
※本殿へと続く道、断崖絶壁 日向灘がダイナミックで美しい
ここでは面白いお祈りを体験できる事でも有名だ
運玉という玉を崖を挟んで離れた亀石の窪みに投げ入れ、
入ったり、当たれば願いが叶うという
※左下、亀石 しめ縄の中のくぼみに見事入ると願いが叶う、なかなか難しい
普通は
100円で
5コ運玉をもらえるが、日頃の行いの良さの為か
6コ入っていたw
男性は左手、女性は右手で投げ入れる
人の幸せを願って投げたら、見事に1つ入り
残りの5コも亀石には当てることはできた。
願いが叶うことを祈りつつ
今度はバスに乗り、今日の宿がある油津へ向かう
宿の近くで天福球場という野球場があった
なんでも広島カープや巨人のキャンプ地として有名だとか
一軍か二軍かわからなかったが
野球選手達が練習していた
素晴らしい技術にしばし見入ってしまった
それから宿の近くの
直ちゃんラーメンでラーメンを
細もやしの食感が良くて、豚臭いけれどもあっさり目のスープ
500円という価格に大満足だった
また、日南館という居酒屋で
地鶏「もも焼き」と「チキン南蛮」を堪能した
ビールに合いすぎる
すっかり今日の疲れを回復し明日に備えるのだった
※朝7時、消灯時間が早かった為か、多くの人が既に起床していた
フェリー内
久しぶりに船で夜を明かす
ゴーと静かに響くエンジン音と揺れ
波が船を叩く音に船での夜を思い出す
ただ、2等質の大部屋にはピースボートの船室には無かったものがあった
いびきのオーケストラだ
いたるところから
スースー、ガーガー、ゴーゴ、ゴフッ
その奏でに強い抑揚をつけるシンバルのように
時折豪快な歯軋りや寝屁も聞こえてくる
たまらずウエットティッシュを小さく千切って
耳につめて緊急の耳栓としたが
寝付きが悪かった
やはり同じように
いたるところから
眠れぬため息が調べを彩るのであった。
あと1時間半で宮崎港に到着する。
俺の寝不足の体は機能してくれるのだろうかw