旅のススメ
海外はおろか国内旅行すらおぼつかなかった管理人が
地球一周の船旅を通し徐々に旅なれていく様子と旅からの学びを詰め込んだ冒険の書
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2012年5月19日の記事一覧


※朝もやの壇ノ浦は美しかった

夜行バスで名古屋を夜8時過ぎに出発
今回は博多が目的地だ

途中、壇ノ浦で休憩
前回に来たときは橋の灯火を見るためで
夜だったので橋の前景を撮影できなかった

早朝の霞む壇ノ浦の関門橋の下を
今大きなフェリーが通過しようという景色を撮影できた


博多には朝8時に到着予定
到着するまでしばしの仮眠をとった



職場から直行した今回の旅
非常に危険な違和感を感じていた


足がのように臭い


靴はそうでもないところをみると
職場で借りている安全靴が強烈な悪臭の発生源のようだ

安全靴はバスの中では危険すぎた



とにかく博多に着いて最も急務なことは
新しい靴下を購入して、速やかに危険物を処理する事だった


気分もさっぱりして旅の開始である。


まず最初に、太宰府天満宮を目指した
ここは高校の頃の修学旅行で訪れている

しかし妙にひねた高校生だったので
常に不平を口にしながらの修学旅行だった

ごちゃごちゃ何かをいっていた事しか覚えていない
近年旅行するようになって、学びの楽しさを覚え
素晴らしいものを素晴らしいと認めることがやっと出来るようになった

さあ、あの時の感想とどのように違ってくるのか


太宰府に行くため
天神まで地下鉄空港線を利用 200円
西鉄福岡(天神)駅から390円西鉄二日市まで
そこから乗り換えて大宰府駅へ行くようだ


時刻表を眺めていると
係りのお姉さんが

「案内しましょうか?」

と声を掛けてくれた
丁寧な案内だけど
可愛すぎて集中できんわ!

天神の地下街を歩いていても思うが
博多の女性は綺麗な人が多い


電車に揺られながら
大宰府周辺の見所をいくつかマークしておいた


到着
まだ9時だというのに、既に参拝客は多い
外国人の観光客の団体も何組か

※参道は綺麗に整備されている、綺麗過ぎる場所が好きな人には物足りないか

周辺国が豊かになった事が一番の要因だろうが
それでも日本の観光地が認知されているのは嬉しい事だ
写真を撮るには邪魔だけどねw


参道を歩く
綺麗に整備されていた
名物の梅ヶ枝餅をその場で焼いて売る店が多く
店の軒先に立つ売り子は客の獲得に必死だ

時間帯だからか、そういった人々の欲求を直接刺激する店を除いては
まだ営業を開始していない

昔だったら
「買いたかったら自分できくっつうの!」と思っていた

今は
「商魂逞しいですな、お疲れ様です!

※一際目を引く大宰府のスターバックス、周辺の環境に溶け込んでいる…かな?

参道を歩いてほんの少しで太宰府天満宮に到着
団体観光客がひしめき合っていた

足並みをそろえるとろくなことが無い
時間を外す目的もあって、先に光明禅寺

※美しい光明禅寺の枯山水、そんな素晴らしい場所も、どこかの飼い猫にとっては極上のトイレのようだ

※味のある地蔵菩薩が目を引いた

拝観料200円を投入して中へ
客はどうやら自分ひとりのようだ

仏様にお参りして
庭を見学

※写真では写しきれない美しさ、是非訪れる事をオススメします

苔が大地を、白石が海を表す庭園は
その静寂と合わせて一つの作品のようで素晴らしかった
もみじが生い茂っていて
紅葉の季節にはさぞかし綺麗だろうと想像できたが

生命力溢れる緑のもみじもやはり美しい

昔なら
「維持するのめんどくさそう、何がしたいんだろうなここの人は」
だったに違いない


禅寺を後にして再び天満宮に向かうと
さっきの団体観光客が帰りのようで
同じ場所ではち合わせw

よって太宰府の入り口は
混んでいる印象しかない

※参道にはいくつも朱色の橋が架かっている

境内には夫婦楠を始め樹齢1000年級の楠の巨木
を何本か見ることができる
神社に巨木はつきものだが
山でさえ目を引くほどの巨木はそうは見られるものでもない

神社の建立時には、御神木とする為や
その姿が神々しく映るからなどという理由で
神聖な巨木や巨石がある場所を求めるのだと解釈していた


天満宮の成り立ちは
菅原道真公の没後、彼の遺言に従って牛車に遺骸を乗せて
牛の足が止ったところに埋葬したそうで
そしてその場所こそが今日の天満宮の場所になっている

これがただの逸話なのか
それとも人間が開拓する以前は巨木はありふれた場所だったのか
興味は尽きることが無い

※門の向こうに拝殿が見える、両脇の狛犬も特徴的

昔なら
「どうでもいいや、宿に帰りてーな」
だろうけど


先ほどの逸話にも登場した牛は、天満宮においては特別な存在で
沢山の御神牛の銅像があった
空想上の動物の麒麟像も目を引いた


拝殿では大きな御鏡を正面に見ることができた
宮司が祝詞を唱えてご祈祷していた

※一際綺麗な装飾が施された拝殿

いたるところから神聖な雰囲気のする寺院
狛犬もいたるところにあって、それぞれ個性的な格好
豊かな表情をしていて面白かった


拝殿裏には庖丁塚、筆塚があり
文化に敬礼する精神が息づいている


さすがは学問の神様と言われるだけがある

参拝はしたものの
ただ神様に敬意を表して終わってしまった
英語の上達を祈願するべきだったか…。


かなり時間をかけてじっくりと神聖な気を感じながら
境内を見て回って

また参道を通り大宰府駅へと向かった
先程とは打って変わって
全ての店が営業を始めて賑わい始めていた

駅前に暖暮というラーメン屋を発見
九州ラーメン総選挙で1位を獲得した実績を持つ店で
今回の旅行で必ず行くと決めていた

それが偶然にも目の前にある
幸先が良すぎる

※暖暮、待ち無く食べることが出来てよかった

マイルドな豚骨スープに、辛味が刺激的で美味かった
麺も細めで好みでした
そしてこれがラーメン祭りの口火を切ったようだ

昔なら
ラーメン最高!
ここは変わっていないようだ



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posted by アキ at 2012/05/19 23:52
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※博多の夜、水面に夜景が映えますね

暖暮のラーメンを食べて胃も満たされたので
周辺をぶらり旅することにした

観光案内所で手に入れたマップを参考にして
参道沿いを歩いて、大宰府政庁跡を目指した

しばらく歩くと小さな川に差し掛かった
小川の脇には背の高い柳や野花が群生し
その周りには蝶がヒラヒラと舞う

水面に目を凝らすとキラリキラリと
魚が光っていた

※田舎道、住宅街が見えてきたところ

のどかな景色だな
歩きながら思わず独り言を呟いてしまう程だった

しかしそのほのぼのとした気分は
たった数分歩いた先終わりを迎えた


ツンと鼻につく悪臭
小川に流れ込んでいたのは生活汚水だった



同時に生命の逞しさも見た
それでも草花や虫、魚の影は同じようにあったからだ

生活するとはこういう事だから
仕方の無い事だが
おぞましかったのは
汚水が流れ込むほんの少し先の川下で
多くの子供たちが膝をまくって川に入って

海老や魚を捕まえて遊んでいた



周りに保護者らしい人もいるのだが…。

自分が神経質なだけなのかもしれないと
横目に通り過ぎた


そこからほんの少し歩いたところで
朝日地蔵があった

※朝日地蔵、猫が好きなら餌は与えないで下さいと張り紙されていた

こじんまりとした地蔵だが
誰かが訪れた後だろうか、線香の煙が昇り
蝋燭の火が揺らめいていた

小学生の頃の通学路にあった地蔵を思い出す
懐かしい思いがこみ上げた


時折設置された案内看板を頼りに進むと

※観世音寺

観世音寺にたどり着いた
かなりの古寺なのが伺える装い
なかなか見応えのある寺だ
境内にある梵鐘は、京都の妙心寺鐘と鋳型で造った兄弟鐘といわれているようだ

※金網で囲まれ守られている、美しい釣鐘だ

隣接した場所には戒壇院
門から本殿まで続く参道は
足を踏み入れるのをはばかるほどに綺麗に整備されている

戒壇院本堂内の盧舎那仏坐像 戒壇院は観世音寺の一部であるようだ

ぶらり旅でこのようなところに来られるのは大きな収穫だ


その後
見応えのある古寺を後にしてとぼとぼ歩いていると
学校跡にたどり着いた

石碑と看板のみ
それらが無ければ
ただの田んぼとして通り過ぎていただろう

そこに石碑があったおかげで
目の前に石碑がある田んぼとして
通り過ぎることができた



そこからほんの数分のところで
大宰府政庁跡に到着
園内前の水路に浮かぶ艶やかな蓮の花を横目に小橋を渡り入園


※歴史的な重要度だけでなく、現在は市民の憩いの場としても重要な位置を占めていそうだ

かなり広々とした跡地に
太く立派な柱だったことが想像できる跡がぽつりぽつりと間隔を開けて点在している

残念ながら跡地となっているが
残っていれば木造建築最大級にして
歴史的価値も日本有数の建造物となっていただろう
跡地からでもそれが想像できた



次にどこに行こうか
手に入れた地図を広げてみてみると
○跡地、○跡地
ここも跡地でその前も跡地
跡地訪問か! 

そこまで跡地好きでもないので
天神まで帰る事に


駅に着くと適当に地上に出て
弁天橋大黒橋という
歩くだけで福の訪れそうな橋を渡って
ぶらぶらと歩いていると、小さなお社を参拝
道真公の縁の神社だった

その後も博多座を覗いたりしたものの
やはり新しい都市なので歴史遺産はそうもない
結局キャナルシティに流れ着いて
ラーメンスタジアム


買い物客で賑わうキャナルシティ、特徴的な構造

以前来た時といくつか店舗が変わっているようだ
秀ちゃんラーメン次男坊を食す
どちらも個性があって好みの味だ

秀ちゃんラーメン、スープは濃厚でややとろみがある、肉厚で柔らかいチャーシュー

ラーメン屋のはしごという至福の時間

満たされた思いでスタジアムを後にすると
耳障りの良い音楽と、力のある声
観客の歓声が聞こえてきた

キャナルシティ内のライブスペースで
駆け出しのミュージシャン達が演奏している

その楽曲の良さもあったが
確かな夢を持って邁進する彼らに
とてつもなく格好良いものを感じて足が止まった

彼らの名前を覚えなかったし
CDを買うこともなかったが
演奏を最後まで聴いていた

こういった場があるのは、夢を追う人にも
応援する人にも
ただ立ち寄る人や通りすがり
文化を育てる意味でも良いものだ

そうこうしていたら良い時間となったので
中州の屋台街へと向かった

屋台街、どの店もお客で賑わっていた

活気と熱気
うまそうな香りがぷんぷんする
ぼんやりと提灯の明かりも浮かび上がって良い雰囲気だ

以前より屋台の数が減ったようで寂しいが
日本にいながらして東南アジアの雰囲気が味わえる希少な場所だと思う


少々高めだが焼きラーメンというものを食してみた
その屋台の焼きラーメンは、汁が少なめのラーメンといった感じだが
これもまた好みの味
やはり俺が博多に生まれ落ちなかったのは
何かの手違いだったに違いない


しばしの間、屋台の雰囲気を楽しみ
橋の上のパフォーマーが奏でる
サックスに聞き入ったり
河に映り揺れる夜景を堪能した



せっかく博多に来たので
歌でも歌ってちやほやされようと
歓楽街の方へと足を運ぶ

すぐさま呼び込みに捕まったが
こちらの要求に困り顔w

歌が歌えて、女性がお酒をねだらずに
飲み放題で90分

ネオンの数だけ誘惑があるのか

案内されたのは小さな店だったが
90分とにかく歌も歌えたし
ちやほやもされたので良しとする

あまり飲まないと言いながら
そこそこの量のブランデーでほろ酔い加減


しめには無論ラーメンを食す
スープはこってりしているが、博多なのに太麺という
ちょっと変わった店でした


寝床はホテルではなくて漫画喫茶w


見たかった念願の漫画を見つけてしまったので
夜行バス睡眠不足歩き旅 にも関わらず
4時半まで漫画を読みふけってしまった


明日は船友のかよちゃんに会う予定
大丈夫か!俺!



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posted by アキ at 2012/05/19 13:25
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プロフィール
ニックネーム:アキ
誕生日:3月12日
性別:男
自己紹介:
英会話教室に10ヶ月通った後いきなりの飛行機での世界一周、その後たった1週間後にピースボート71回に乗船という、1年以内で違う方法で世界二周するという貴重な経験を。
旅は徐々にバックパッカー風になるも、片手にはモバイルを欠かさない。

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